リーガル・ハイ スペシャルドラマ 完全版
★★★★★
2015年05月 日 鑑賞
ブルーレイ
2013 日本
フジテレビ
120分
演出
石川淳一
脚本
古沢良太
キャスト
堺雅人 新垣結衣 北大路欣也
おっぱい
特になし
ゲーム
要素無し
特典
特典DISKあり
コメンタリ有り
【法廷】
昔、テレビでチラッと見たことがあり、法廷弁護士物らしい事は認識していた。
主人公の、間抜けな髪形に、どうせまた原作がマンガで、マンガの髪形をそのまま再現したコスプレコント並みの作品だろう・・・そんなものが面白いはずがない。
食わず嫌いをしていたのね。
ある回、たまたま1話ちゃんと通してみてみて、おや・・・面白いぞ・・・。
調べてみたら、原作は無くドラマオリジナルらしい。
これは、失敗した…と、買ってみたブルーレイ。
中古で買ったんだけどね。
・・・なので、この主人公の髪形は失敗だと思うなぁ。
これパッと見、マンガだもん。
これ系の実写化が面白かった例はほとんどないもんね(皆無じゃないけど)。
あまりそう評されているのは見かけないけど、まぁ実質「逆転裁判」です。
法廷の逆転劇が中心で、その法廷もわかりやすい。
証人に揺さぶりをかけ、思い込みを訂正していくことで、ひっくり返していく。
一つの物事も、立場を変えれば、見え方が変わってくる。
証言台での証言も、証人の立場を変えさせれば、意味合いががらりと変わる。
金の亡者で、全戦全勝の弁護士が巻き起こす、出鱈目な裁判が見どころ。
勝つためには手段を選ばない…もちろん、証拠のねつ造なんかして勝てるわけないから、そういう事じゃなくてね。
マンガ的な、解りやすいキャラクター&テンポが、コメディをより深くする。
裁判の中のドラマ。
人それぞれにドラマがあり、弱点があり、強みがある。
そんな感じの材料があれば、普通、普通の物語を作る。
弱者が、万能弁護士の力を得て、完全不利な状況を覆す。
・・・そんな当たり前な内容にならないのが、この作品。
だって、裁判なんだぜ。
どっちにもどっちの言い分があるわけだ。
別にドラマの主人公側が、全面的にいい奴とは限らない。
主人公側にも悪い部分があるかもしれない。
そんなことはどうでもいいんだ、主人公は裁判に勝って相手から金を巻き上げるだけ。
・・・そこで間違えちゃいけないのが、そのために不正はしないということ。
不正をしたら、勝てる勝負も勝てない。
なので、不正ではないあらゆる手法で、勝つわけ。
裁判で「勝つ」というのは、それが正しいと認められることなわけで。
だって、裁判なんだぜ、どっちも悪くてどっちも正しいんだ。
まぁ、わかるようなわからないような説明だけど、そんなドラマ・・・のスペシャル版のブルーレイ。
今回のテーマは中学校のいじめ問題。
リーガル・ハイらしく、きれいごとでまとめない辺りにも好感。
特典ディスクは、メイキングや演者インタヴューなどでまとめられている。
テレビ畑の編集ではあるが、ドラマ畑は映画寄りという事か、映画DVDのメイキングやインタヴュー並みに退屈。
舞台挨拶なんかも含めて、いろいろやり取りを収録しているけど、質問が似たり寄ったりだから、それに対する答えも似たようなものとなり、同じようなやり取りを延々見せられる。
もう、そろそろこの特典ディスクのエンターテイメント性を考えるメーカーが現れてもいいと思うんだけどね。
特典ディスクを一つの番組として、楽しめるようなものが観たいのです。
それに費やす時間も予算も無いのだろうけどね。
そして、費やしたとしても、それが売り上げに直結しないこともわからないでもないんだけどね。
あの映画のDVD、特典ディスクが面白いんだぜ・・・なんて、口コミまぁ流れないだろうしなぁ。
・・・流れちゃったりすると、毎回面白特典ディスクをつけなくちゃいけなくなって、大変さ更に倍になっちゃうから、避けたい所なのかもしれないな。
作り手の苦労もわからないでもないんだけど…でも、それ言ったらエンターテイメントは成立しないわけで。
※ちなみに、某課長の映画版の特典ディスクは面白かった・・・が、映画本編が・・・げほげほ。
これな・・・法廷ドラマとして、とても気に入ったんだけど・・・知ったの最近だからなぁ、昔の全然見てないんだよね。
DVD-BOX買っちゃおうかなぁ・・・でも、BOXとなると、中古でもソコソコするんだよなぁ。
まぁお金はいいとして…買ったDVDを置くスペースもそろそろ無くなってきているんだよなぁ。
まぁ、わたしの場合、悩んだら買っちゃうんだよなぁ。
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