2018年5月30日水曜日

駆け抜ける仙台 【前編の後編】 マイナー大仏行脚

 昨日からの続き。
 駆け抜ける仙台 後編





















平日の午後一番。
 タクシーの運転手さんも知らなかったぐらいのスポットなので、人の気配はない。
 駐車場から大仏を見上げ、入り口を探す。
 ・・・ない。
 よく見ると、「火・水」はお休みという趣旨らしいことが掲げられている。
 まさかお寺が休みで参拝できないというケースがあろうとは。
 「修養日」というらしい。
 まぁそこは大仏。
 遠くからでも見えるので、隙間からお参り。
 さて。帰りだ。
 バスがあることは調べてあったんだけど、お寺が休みの日にお寺止まりのバスが来るはずもなく。
 一番近くの駅まで歩くことに。
 近くに大学があるようなので、大学向けの交通手段があったらいいなという期待もなくもなく。
 わたし一人なら、楽勝な散歩路ではあるが、母もいるのは厳しい。
 道は、限りなく山の中を征き、バスなんかありそうもない。
 ・・・・・・。
 そこへ、一台のタクシーが通りかかった。
 山の中にタクシーというのもシュールな光景だけど、近くに大学があるのでそこへ偉い人を乗せた帰りのようだ。
 だいぶ母を歩かせてしまったこともあり、駅よりも次の目的地そのものに向かった方がよさそうと判断。
 市内の移動だから、そうかかることもあるまい・・・と、思わないでもなかったけれどどっこい、地方は広かった。
 2年以上前の記憶だけど、1万円以上かかった気がする。
 こちらも、名所を伝えても運転手さんが分からず住所とナビで到達したスポット。
 そして、この運転手さんも、残念がって、いろいろ教えてくれた。
 運転手さんイチオシの寿司の名店をメモしておく。
  愛子という地名にある、愛子大仏。
 この字で「あやし」と読む。
 材質プラスチック。
 愛子様の誕生を祝って建てられたらしい割と新しい大仏様。
 皇室絡みだと、神社のイメージが強いけれど、大仏もあるのね。
 高台に座ってられるが、上から花火を見下ろせるかどうかは不明。 
 間近で見た後は、墓地を挟んで下の駐車場から見上げるのもよい。

その鑑賞スポットへは、ナムナム号というスロープカーで移動する。
 こんな面白スポットなのに、マイナースポットという方がわたしにとっては残念な気がするんだけどね。
 
 動画はここで終わり、中編へ続く。




2018年5月29日火曜日

駆け抜ける仙台 【旅動画2016】 前編

久々に、ユーチューブに動画を挙げました。
 「女城主の城」以来の一年は経ってないけど、それ近くぶりかしら。
 2016年4月に行った仙台旅行。
 ここから、編集が滞っているわけね。
 母と行った旅行なんで、母向けのプライベート動画も同時進行で編集して、それが思ったより面倒で作業を放置していたのが原因。
 よって、動画解説日記も久しぶり。
 母との旅行は旅動画を前提として撮られていないので、ダイジェスト版「駆け抜ける」シリーズで1本4分にまとめています。
 旅動画として撮られていないから、編集が面倒なのよね。
母が、日本三景のうち、松島だけ行っていないから、死ぬまでには行きたいと。
 会社の部長の提案で、4月に年休を使っちゃえ作戦が進行中だったので、サクッと申請してちょっくら行ってみることに。
 こういうのは、後回しにして「いつか」なんて思っていると、連れ出せない状況になっちゃったりして後悔するので、早いうちに孝行しておいた方がいい。


今回の動画は、母の声も入っている。
 動画用に、カメラに向かってしゃべっていると、母が相槌打っちゃうのよ。
 「ごらんください凄い光景です」「そうよねー」的な。
 編集でそこを消すのも面倒で、本人にも伝えて声の出演は仕方なしと。
 でも、なるべく入れないようにしたかったため、編集が億劫で・・・。

まずは仙台。
 遠そうで近い仙台。
 お昼に仙台に着く逆算でも、朝一番に動かなくてもいい。
 早起きが苦手な母にも嬉しいスケジュール。
 普段のわたしの旅は、早朝か深夜のうちの出発だからね。
 東京駅から新幹線で、仙台へ。
 ただ、北へ向かう新幹線はいつも混雑で、グリーン車も隣り合った席は取れず、バラバラ。
一泊二日の行程で、初日はわたしセレクションのスポット中心。
 お昼に到着したんだから、もちろん昼食である。
 仙台は、冷やし中華発祥の地ではあるが、4月はまだ「冷やし中華始めてません」。
 なので、別の中華系仙台B級グルメ。
 駅前で検索し、駅からイケル一番地構わん借りやすそうな店に向かう。

 マーボー焼きそば。
 焼きそばに麻婆豆腐がかかっているのね。
 意外な組み合わせは、意外に旨い。

 そこから、わたし好みに大仏へ向かう。
 普通の大仏さんは、所謂「大仏パーマ」のイメージよね。
 それがでっかい不動明王らしいってんで、珍しいじゃない。
 珍スポットを検索していて、なんか変な施設へ向かうための目印として紹介されていて、これは面白そうだと。
 駅前でタクシーに乗り、行先を告げる。
 「・・・・・・」タクシーの運転手さんの知らないスポットを告げてしまう、猿山リム旅のあるある。
 住所を告げて、ナビにセットしてようやくスタート。
 「観光ですか、青葉城はいかれましたか」「観音様は・・・」
 メジャースポットにあまり関心がないわたしの予定には組み込まれていません(涙)
 タクシーの運転手さんは、ひたすら残念がってられました。
 仙台まで来て、見所全部避けて、知らない大仏に向かう親子なんて・・・と。

 …ということで、長くなったので、4分の動画の解説を二つに分ける。
 つづく。


2018年5月27日日曜日

遠雷

 ゴロゴロゴロゴロ・・・。

 ちょい以前に買いおいていたチョコフレークがあるのを見つける。
 折角だからこれを食べてしまおう。
 チョコフレークを器に開け、牛乳をかけようとして、一応気付いた。
 賞味期限がちょっとすぎている。

 嗅いでみて、ちょっと舐めてみて、全然平気そうだったので、ま、いっかとかけてみる。
 基本、わたし賞味期限が一日でも過ぎていると飲まない。
 普段、そうして賞味期限を守っているから、大丈夫。

 例えば、普通の人が「まぁ一日ぐらい平気だよ」と言って一日遅れの牛乳を飲む。
 わたしは飲まない。
 これにより、わたしは一日分の貯金を得ることになる。
 そんな行為を例えば20回ぐらい繰り返したとする。
 すると、わたしは20日分ぐらいの貯金があることになり、賞味期限20日経過後の牛乳を飲んでも平気という理論が成立する。

 計算上、大丈夫なことが確立したので、チョコフレークに牛乳をかけて食す。

 一日。
 お腹は痛くならなかったし、下ることもなかった。
 ・・・けれど、謎のゴロゴロはずっと続いていた。

2018年5月18日金曜日

何もない所で何かを見つけるのも旅。

 昨日から続き。

 列車は、終点井川の一個手前閑蔵駅で引き返すこととなる。
 観光列車。
 振り替え輸送なんて気の利いたものは出ていない。
 あくまで、井川に人を届ける列車ではなく、過程を楽しむ列車だからなのだろう。
一個手前とはいえ、ここから先は大分あり、案内によるとここからが本番的なスペクタクルがあるらしい。
 本来の予定では、井川から先にも伸びる廃線跡を散策し、廃駅を経てその先にあるらしい大仏を見る予定だったのだけど、叶わず。
 でも、せっかくここまで来て、折り返して帰るのも詰まらない。
 駅メモ的にも、ほかに接続の無いこの路線の一駅取り直すためにまたここまで来るのも厳しい。
 駅メモGPSが井川を捉えるまで歩くことにする。
 ちなみに、この時の乗客はわたし以外すべて折り返して帰って行かれた。
静岡県静岡市。
 ここも立派な県庁所在地。
 まぁ自然あふれる県庁所在地は沢山あるけれど、ここが政令指定都市ってのも面白い。
 どう見ても、都市には見えない。









土砂崩れでもない限り、絶対歩かないような道。
 崖下に、線路が見える。
 崖っぷちを征く道も多いが、このロケーションはなかなかレア。
 ここを列車が通るのを眺めるのは気持ちいいだろうけれど、土砂崩れがなければ歩かないような道なので、なかなかジレンマ。
 撮り鉄なら、歩いてくる価値もあるのかな。

まぁ確かに、何もない場所。
 何もない道を井川方面にひたすら歩く。
 わたしの旅は大抵何もない所を歩くので、いつも通りっちゃいつも通り。
 ひたすら歩き、井川がヒットした辺りで、金谷で買っておいた駅弁を開きピクニック。
 おにぎりベースに、静岡の特産を中心に詰め込まれた感じ。

何もない道ではあるが、そこに何かを見つけてこそ、旅人である。
 地蔵や、謎の穴。
 謎のメキシコ人を発見。


















久々に動画のカメラを回しながらの旅だったけれど、なかなか撮れ高の悪い旅だった。
 本来の大仏に行けてたらなぁ。
 今後リベンジすることもあるかもしれない。
 まぁそれはさておき、かなり歩いてやってきた道を引き返し、そのまま帰る列車で。


壁の落書きならぬ、落ハンコ。
 あまり、他人のハンコは持ち歩か無いので、多分本人たちの仕業と思われる。



















 基本、帰りの列車も、ここまでこの列車で来た人が乗るパターンが多いわけで。
 行きほど、車内アナウンスは多くなかった。
 特にオチの無い旅は、何事もなく終了。
 ・・・というか土砂崩れ部分運休というのがあった何事に当たるかもしれないが。
 動画が完成するのは何年後になるかは未定。

2018年5月17日木曜日

阻まれて、土砂。 【大井川鉄道】

 毎年、誕生日に、伊豆方面を旅している。
 まぁ今年は、伊豆から離れて「静岡県」括りにしてみようかなどと画策・・・。
 ・・・していた矢先に、母が入院することになり、誕生日に旅も言ってられない気配が漂い始めた。
 なので、ちょっとずらして、日帰りで出かけてきた静岡県。
 駅メモ絡みでもある。
 今月のイベントは、特に新駅は関係ないが、今月終了する長いスパンの企画のチェックポイントが、大井川鉄道にありついでに全駅制覇も視野に入れよう大作戦。

 前の晩遅い勤務だったにもかかわらず、早起きし7時前の東海道線で西へ向かう。
 新幹線という選択肢もなくもないが、駅メモ的のチェックのしやすさと、ここのところ散在しているので節約ともかねてローカル旅。
 今回は迷うこともなく、金谷駅に辿り着く。
 ここから、有名な大井川鐡道だ。
 チェックポイントは千頭駅ではあるかが、折角なのでここで乗り換えて、執着井川駅を目指す。
 さぁ、切符を買うぞ!と意気込んだ矢先の表示。
 ・・・。
 ロケ日は10日だったかな。
 数日前の大雨で土砂崩れ。
 列車は終点までたどり着かない。
 や。まだスタートしていないから、行くのをやめる選択肢もあるが、千頭駅は今月中にチェックしないとポイントにはならない。
 まぁ取りあえずいけることろまで行ってみようか。
 千頭で乗り換え、奥地へ。
 観光列車の側面が強く、景色のいい山路を征く。

 千頭から先は特にその傾向が強く、車掌さんが常に実況を兼ねた観光案内をしてくれる。
 窓はデフォルトで全開。
 読書しながらの移動を愉しむには、ちょっぴり不向きなスタイル。
 まぁ絶景なのは確かなので、本を読んでいる場合じゃないのも実際なんだけどね。
 急な勾配を上るために、アプト式という方式を用い、まぁ簡単に言うと馬力のあるヤツでお尻を押してもらう列車。
 ひとり旅だし、その姿を撮影するために一旦途中下車して一本遅らせるほどの根性は無かったので、写真も動画もない。
 ・・・が、プロ撮影隊はいた気配。
 アプト式の辺りの駅じゃなかったとは思うけれど、駅から列車をプロ仕様のカメラで撮影されていた。
 わたし顔出しNGなので、おでこを掻くふりをして顔を隠したけど、大井川鉄道な旅番組なんかで映っているかもしれない。
 大井川鉄道で、顔を隠したブラッド・ピットがいたらそれはわたしかもしれない。

 つづく。

 ・・・駅メモ絡みで旅出したから、ゲームブログの方でもよかったかもしれないな。
 いつもの調子で、こっちに写真アップしちゃったから今回は、ただの旅ということで。

2018年5月13日日曜日

天使の情報屋

母の日。

 去年同様、キンシオのイラストのシールが魅力の厚木の花屋さんで購入。
 今年は、ブーゲンビリア。
 あのこのかけらを探すつもりもないけれど。
 去年、カーネーション+アジサイだったので。
 なかなか育てるのが難しい花らしい。












 天使のイラストが有名なキンシオだけど、こちらは天使じゃない。
 去年は、いっぱい貼ってもらったけれど、今年は一枚。
 だけど、ステッカーを別に沢山貰ったのでOK。



花だけでもあれなんで。
 最近母はマカロンにハマっている。
 「厚木 マカロン」で検索してヒットした『幸せの丘』でケーキを購入。
 ショーケースに純粋なマカロンが見当たらず、マカロンケーキを。
 マカロンを使用したケーキが何種類もあって面白い。



マカロンタワーなシューケーキを。
 プリントされているのは、厚木市のゆるキャラ「あゆコロちゃん」。









 折角、厚木に来たので、あまり時間にゆとりは無かったがゲーセンをぶらついてみる。
 景品ゲームの面白い店に入ってみる。
 眼の端に華やかな景色が映る。
 愛らしいコスチュームに身を包んだ店員さんが、やって来て、獲りやすい台などを教えてくれた。
 コスプレ店員さん・・・や、まぁコスプレじゃなく普段着かもしれないけれど。
 可能性でいうなら、異世界から召喚された天使さんかもしれない。
 厚木には、天使がアドバイスしてくれるゲーセンがあるという話。

2018年5月12日土曜日

咲き誇る花と枯れる花。

昨日の日記にちょこっと絡めて、ガーデニングの話題。
【まりむの女子力向上委員会】
 季節は春を経て夏に向かう。
 適当に植えて、水やっているだけの鉢植えたちも、元気だっり元気じゃなかったり。
スイートピーの赤を買ったはずが、白が出て、ピンクまで咲き出した。
 まぁお得っちゃお得なんだけどね。








ピンクもいいなぁ。









そして、最初の方で咲いた花は、何やらサヤに入った豆状の「種」を宿した気配。
 これを採取すれば、来年また楽しめる寸法かしら。
 なんか、ワクワクする。







カモミールと、それによく似ているけれど、葉っぱが全然違う花。
 ダイソーで適当に種を買ったがゆえに、これが何の花かわからない。
 次回から、種の袋を取っておかないとなぁ。
 まぁここに載せることを考えたら撮っておくだけでもいいのか。



元気に育っている、これまたよくわからないやつ。
 群生しちゃっているので、適度に植え替えが必要な気配を醸し出しているけれど、鉢を作ったり土買ったりが億劫で放置。






折角なまで、芽のうちから、面白要素を仕込んでいるの図。











牛乳パック的なのに植わっているのは覚えている。
 ひまわりだ。
 パックは、まぁ1リットルなので、土が結構必要で、誤算。
 もっといっぱい土買っておかないと、量産が厳しい。 




犬の頭から生えているのは、シソだった気がする。
 パンダの方は、前てこない。










割と元気だったはずのチューリップは、力尽きた。
 まぁもう5月だし、元気なままでも花は期待できなかったかもしれない。
 もう一株も、枯れては無いけど、成長は止まった気配。
 うーん、来年リベンジかな。




鉢は、百均で買ったものも多いけれど、カップ麺やドリンクの容器などの底に穴をあけた系の自作物を多用している。
 や。この変な鉢を活用したいのが、ガーデニングの動機でもあるので、完成してもあまりおシャレじゃないんだけど、それも狙いのうち。

2018年5月11日金曜日

安眠印のハーブティ。

大昔。
 飲み物を飲みながら仕事するなんてたるんでる!・・・まぁそんな時代もあったそうな。
 そんな時代もあったようだけれど、現代は、水分を補給しながらの仕事は、割といいことな感じになっていたりするわけで。
 水筒に、麦茶を入れてグビグビしながら仕事をするようになったわけですね、わたしも。

 カフェインを摂ると夜眠れなくなることがあるので、基本のンカフェインで。
 なので「麦茶」を入れていたんだけど、ほかの中身も欲しくなる。
 スーパーでノンカフェイン物を探し、「ルイボスティ」なんかを試したり。
 以前ちょっとハマったハーブティ系もいいかもしれない。

 ポーとメリーの大冒険でキーとなったハーブ。
 お昼寝好きなポーが好きな花「カモミール」。
 ノンカフェインの中でも特に、眠くならない要素が少ない気がする「カモミール」。
 ティーバッグを買い、ポリ容器につるす。
 適正温度じゃない蒸らし時間じゃないの説明を無視して、水出し敢行。
 一晩寝かして水筒へ。
 残りはそのまま浸しつづけ・・・。
 数日かけて消費する。
 ノンカフェインではあるけれど・・・眠気の抜けそうなほど苦みを醸すほどになったけれど、理論上平気なんだろう。


 ちなみに、わたしが種から育てたカモミールも、綺麗に花を咲かせた。
 ひょっとしたら、カモミールティも自作出来値かもしれない。
 ・・・と、調べたら、これ、葉っぱじゃなくて花を飲むのか。
 もっとプランターみっちりレベルに沢山収穫しないと無理っぽいな。
 うーん、うーん。
 折角咲いた花を摘み取るのも勿体ないし、ハーブティは自作じゃなくまた買ってこようと・・・判断。

2018年5月5日土曜日

2018年04月ブクログ編 ~本当に手を抜いた朝に~

 月初め恒例てぬぃっき。
 マンガとかCDのブクログ編。

 今日は時間がないので、本当に手抜きをしてみる。

猿山リムのマンガとCDと、その他いろいろ
https://booklog.jp/users/sylim
2018年04月 (4作品)

■金田一少年の事件簿外伝 犯人たちの事件簿(1) (講談社コミックス)
著者:-
読了日:04月02日 評価:2
https://booklog.jp/item/1/4065104327

■Sing in Japanese
著者:-
読了日:04月03日 評価:3
https://booklog.jp/item/1/B005EKWYLY

■明日色ワールドエンド[初回限定盤A]
著者:-
読了日:04月18日 評価:4
https://booklog.jp/item/1/B07418T7M3

■ブサメンガチファイター(1) (ビッグガンガンコミックス)
著者:弘松涼
読了日:04月27日 評価:5
https://booklog.jp/item/1/4757557035

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 4っつか。
 CDやマンガ自体もう少し聞いたり読んだりはしているんだけど、登録しようと思うのがこのぐらいだった感じ。
 マンガとかは、もういちいち3巻読了とか登録しなくなったので、1巻とか最初の巻と最終巻ぐらいの登録になっちゃっている感じかな。

2018年5月3日木曜日

2018年4月の鑑賞メーター ~いなくなれ群像~

 月初め恒例てぬぃっき。
 鑑賞メーター編。

 いなくなれ群像。

 ・・・テーマは群像劇&ホテル。
 群像劇は、限定した舞台に於いて、複数の主人公が複数のドラマをいい塩梅に絡み合いつつの物語を構成しているモノぐらいの解釈なんだけど・・・。
 調べてみると、そこまでちゃんとした構成じゃなくても、「群像劇」に分類されているみたいで、本当に自分好みの群像劇ってのを検索するのが難しい。
 映画ではないけれど、ゲームの「街」がわたしにとって、究極の群像ゲーム。
 これが「426」になると、群像的ゲーム。
 そんな解釈。
 ・・・
 群像劇の元祖といわれる「グランドホテル」を鑑賞し、名前が似ている「グランドブダペストホテル」にコンボしたら、名前が似ているだけで、群像テイストがなかったので「ホテル」モノも意識して繋いだ感じ。
 +劇場映画も何本か鑑賞し、5月も「群像劇」を引っ張りつつ「トゥームレイダー」系などコンボを意識した鑑賞を引っ張る予定。

2018年4月の鑑賞メーター
観たビデオの数:10本
観た鑑賞時間:805分

■エイプリルフールズ Blu-ray 豪華版
 公開当時劇場で観て気に入り、これを購入したけれど、折角なので4月1日に観ようと思い何回か忘れて今年漸く4月1日に鑑賞。
 群像劇。
 全く別々の7つの物語が、各々微妙に関わり合いながらも別々に完成されていく。
 劇場鑑賞時、おかしいと感じていた部分もこうして見返すと、ちゃんと配慮がいきわたっていて、よりお気に入り作品へ。
 一回目の鑑賞時に気付かなかった辺りの伏線も認識し、計算された作品は、何度見返しても見返しただけ面白いものなのだと実感。
 特典のメイキングや挨拶の嘘告知が織り交ざった様が○
鑑賞日:04月01日 監督:石川淳一
http://video.akahoshitakuya.com/cmt/4789492

■みうらじゅん&安斎肇の「勝手に観光協会」宮崎県・高知県 [DVD]
 昔の「空耳アワー」の動画を見ていたら、時々名前が出てきていたこのタイトルを試しに検索したらヒットしたので買ってみて観てみた。
 タイトル通り、勝手に観光地を取材して、ご当地ソングやポスターやご当地キャラを作っちゃう企画。
 割とひどい内容。
 こういう番組は土地のいい所を見つけ、増幅して紹介するわけだが、上げるだけじゃなく茶々入れたり下げたりするの珍しい。
 いい悪いは別にして。
 店名出して紹介して、一押しメニューを「名物に旨いものなし」と切り捨てるのは、ユーチューバーでも自重するレベル。
鑑賞日:04月03日 監督:
http://video.akahoshitakuya.com/cmt/4789857

■『トゥームレイダー ファースト・ミッション』映画前売券(一般券)(ムビチケEメール送付タイプ)
 ゲームは3迄、アンジェリーナさんの方の映画は2本とも済。
 ゲームの方が一回設定などリセットされているようで、この映画の方もその再構築されたゲームをベースにしている模様。
 邪馬台国だし。
 このゲームの本質は、ララがトゥームをレイダーする部分と思うのよね。
 極論、人間関係とかどうでもいいから、遺跡を攻略するシーンを盛って欲しかった。
 人間の話を盛った方が作るの楽そうではあるけど、こっちもどうせ破綻してるんだしゲホゲホ。
 意味不明なご都合展開のラッシュにかなり白けちゃったのは正直なとこ
鑑賞日:04月05日 監督:
http://video.akahoshitakuya.com/cmt/4790450

■感動の、朝倉さや 静岡コンサート超豪華DVD!!
 山形弁カヴァーで有名なヴォーカリストの静岡コンサート。
 静岡のローカル番組でコーナーを持っているらしく、そこ繋がりでの静岡。
 山形弁カヴァー曲から、日本一の民謡の歌声。
 ポップ系オリジナル曲と魅力の詰まったライブ盤。
 勿論、MCもふんだんに収録。
 テレビの話題は、番組見てない層はちょこっと置いていかれる部分もなくもないけれど、特典に番組も入っているのでそこでフォロー。
 ライブのドキュメンタリー特典や、4曲ものPVなど、特典も多くお得。
 ドキュメントばんの、メガネ無い姿超美人。
鑑賞日:04月06日 監督:
http://video.akahoshitakuya.com/cmt/4791512

■水沢柚乃/青春の輝き [DVD]
 ゲーム好きなアイドルは応援したいと手に取った新作DVD。
 まぁゲームするシーンは無いが。
 同級生に告白して、部活動の合宿でイチャイチャするテイで撮られたIV。
 ワイプで柚乃自身が心情を解説する謎仕様付き。
 ジャケットにAVの様なキラキラ審査シールが添付されているが、R15もついていないし、実際下着ぐらいまでのお色気加減。
 前作と同じワンパターンなカメラワークがある意味面白かった。
 必ず上に抜ける。
 DTを殺すタイプの服が個人的にお気に入り。
 浴衣あり。入浴あり。目隠しあり
鑑賞日:04月08日 監督:竹内諒
http://video.akahoshitakuya.com/cmt/4791519

■グランド・ホテル
 4月1日に観た「エイプリルフールズ」が群像劇スタイルだったので、群像劇の元祖らしいこの作品を手に取ってみた。
 高級ホテルを舞台に、様々に人間のさまざまな人間ドラマがあり、それが適度に絡まって、映画を構築する。
 会社の存亡をかけて商談をする社長。
 男爵を名乗り豪奢に振る舞う紳士。
 余命宣告を受け残りの人生を優雅に過ごす者。
 速記のタイピスト。
 世界をまたに踊るバレリーナ・・・。
 このDVDは水野晴郎監修とあるが、特別氏の解説が収録されているわけではなかった。
鑑賞日:04月13日 監督:
http://video.akahoshitakuya.com/cmt/4793572

■グランド・ブダペスト・ホテル [DVD]
 「グランド・ホテル」を検索したら一緒にヒットしたタイトル。
 あまりに似たタイトルに、「グランド・ホテル」のブダペスト版かしらと興味を持ち鑑賞。
 グランド・ホテル形式(群像劇)でもない完全別物でした。
 高級ホテルの一流コンシェルジュが、波乱万丈の大活躍で大活劇するコメディ。
 コメディで、マンガ的演出も少なくないんだけれど、コテコテな面白さではなく、なかなか面白さが分かりにくい。
 イギリスのコメディはこんなん多い気もする。
 一応、お色気シーン的におっぱいポロリはあるにはある・・・。
鑑賞日:04月13日 監督:ウェス・アンダーソン
http://video.akahoshitakuya.com/cmt/4794034

■キラー・モーテル [DVD]
 ホテル物の映画を何本か鑑賞したので流れで手に取る。
 山の中に孤立して立つ、民宿にすら見えない謎の旅館に、誘い込まれた旅行者が、恐怖の目にあうホラーのような作品。
 人喰旅館を英訳してキラー・モーテルのようだが、モーテルって車旅行者用の宿泊施設のことだから、根本的にタイトルからして間違っている。
 意図的に撮られたB級作品ということなので、意図的に間違われたのかもしれないけれど。
 「ゾンビ(みたいなの)」と「おっぱい」が沢山見られる映画。
 B級過ぎて怖くもないしコメディとしても笑えない。
鑑賞日:04月23日 監督:小川和也
http://video.akahoshitakuya.com/cmt/4798754

■『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』映画前売券(一般券)(ムビチケEメール送付タイプ)
 ボードゲームの方のジュマンジも昔鑑賞済。
 コンピュータゲームの中に入ってしまうなんて日本のライトノベルで手垢付まくるほど語りつくされた題材をどう料理するのかを楽しみに鑑賞。
 まぁ作り手のゲームへの理解の無さがふんだんに。
 それっぽいと思って作っているだけの、ゲームらしさの足りない構成にガッカリ。
 伏線は出た瞬間から、オチが推測できるし。
 もっとゲームあるあるをちりばめた、ゲーマーがニヤリとできる作品にもできたと思うにのなぁ。
 ゲームに理解のある作り手に作って欲しかった。
鑑賞日:04月23日 監督:
http://video.akahoshitakuya.com/cmt/4798770

■THE 有頂天ホテル スタンダード・エディション [DVD]
 今月は群像劇やホテル映画を多めに見ているので、ホテルの群像劇であるこの映画は外せない。
 大晦日ホテルのカウントダウンパーティの前の2時間ぐらい前から始まる2時間ぐらいの映画。
 基本的に2時間の話を2時間で納めている。
 パーティに向け、忙しいホテル内で、様々な人が様々なドラマを抱え、入り混じり絡み合いつつ、みんなハッピーな結末へ至る。
 「グランドホテル」のオマージュも織り込まれ○。
 舞台出身の監督らしく、長回し中心のカメラワークは、緊張感あふれる。
 コメンタリーでの裏話も濃厚でよい
鑑賞日:04月28日 監督:三谷幸喜
http://video.akahoshitakuya.com/cmt/4799940


▼鑑賞メーター
http://video.akahoshitakuya.com/

 トゥームレイダーは普通に「ゲーム原作の映画」だったかなぁ。
 ゲームを再現する気なんてさらさらなく、適当にそれっぽい人間を配置して誤魔化しているだけ。
 ジュマンジも然り。
 水沢柚乃もゲーム系として鑑賞したけど、ゲーム要素無し。
 ただDT殺しセーターは評価高い。
 朝倉さやはライヴ版なのに、PVありテレビの採録ありとなかなか嬉しい構成。
 方言好きに推す。
 映画以外枠もりもりにしようかなと思いつつ、映画枠重視に転じた中途半端な月でした。

2018年5月2日水曜日

2018年4月の読書メーター ~春の日に 車窓(まど)より 読書(だんご)な旅をする~

 月初め恒例てぬぃっき。
 読書メーター編。

 今月は、駅メモのイベントもあり、電車旅を何回か&大規模電車移動があり、車中で数を稼げた。
 7時間乗りっぱなしとかやったからね。
 それだけじゃなく、乗り継ぎがスムーズだったんで、10時ぐらいから22時ぐらいまで、ほとんど電車の中で過ごした感じかな。
 翌日は帰りで、行きほどタイトじゃなかったけれど、ずっと移動してたし。
 折角、電車旅行しているのに、車窓の景色をほとんど見てないのも勿体ない気がしなくもないけれど、ね。

2018年4月の読書メーター
読んだ本の数:16冊
読んだページ数:5074ページ
ナイス数:59ナイス

https://bookmeter.com/users/682213/summary/monthly
■白い花の舞い散る時間 (コバルト文庫)
 春に春の小説を読もうと創元文庫の「春待ちの~」を読もうとして、コバルトに前作に当たる小説があるらしいってんで、遡って読んだ一冊。
 夏の話。
 続編が創元推理文庫から出るぐらいのクオリティがあるのだろうと勝手に期待して読む。
 塾生専用サイトで知り合った女子高生たちが、オフ会をするだけの話。
 お互いハンドルネームも内緒にしましょうと言うルールの下集まった少女たち。
 普通に過ごすだけの物語ながら、会話の伏線が最後に一気に収束する流れ。
 ベテラン作家が練りに練りあげたらもっと良くなったって印象でした。
読了日:04月03日 著者:友桐 夏
https://bookmeter.com/books/553667

■春待ちの姫君たち―リリカル・ミステリー (コバルト文庫)
 シリーズものということで、先に「白い花~」を読んだんだけど、特別続編ということもなさそうな話だった。
 スクールカーストの濃厚な「いじめ」と一言で片づけられない「女の子たち特有の世界」を舞台にした、人間ドラマ…をベースにひたすら語られた物語が、最後に種明かしされる。
 丁寧な描写でもある故、ミステリマニアなら、大まかな構造はだいたいすぐに見当ついちゃう感じではあるけれど、コバルト読者には新鮮だったかも。
 ついでに創元推理文庫版も購入済みなので、次読む予定。
読了日:04月04日 著者:友桐 夏
https://bookmeter.com/books/491761

■春待ちの姫君たち (創元推理文庫)
 コバルト文庫版からの連続読了。
 単純に読み比べる形になったので、改善点がものすごくよく分かった。
 これぞ「推敲」という感じで、コバルト文庫版で分かりにくかった場面は整理され、新たな会話やシーンで読者の理解を助ける。
 女子高を舞台にして、スクールカーストに女性特有の派閥やら何やらを絡めた、ドロドロ女の世界で巻き起こる、この世代特有の世界の物語。
 いじめと人間関係の際どい境界らへん。

 仕掛けそのものは、実はわたしも似たトリックを温めていたこともあり、すぐに見抜けてしまった。
 
読了日:04月08日 著者:友桐 夏
https://bookmeter.com/books/7913825

■だからオカズは選べない (講談社ラノベ文庫)
 こんな表紙でもあるわけで、ひょっとしたら「夜」の方のおかずなのかしらとあらぬ期待をかすかに持ちながら読んだわけだけど、それなりに健全。
 『料理』の魂を持つ生徒たちが通う学園を舞台に、料理にちなんだ生活でドタバタするコメディ。
 男子生徒は主食系料理の魂。
 女子生徒はオカズ系料理の魂。
 食べ合わせの相性がいいと対人の相性もいい。
 食べ合わせの相性が悪いと、対人関係も悪くなる。
 そんな設定の中、どんなおかずとも相性のいい「白いご飯」の魂の主人公が最高のオカズ女子を選べずにいる物語。
 そんな話。
読了日:04月10日 著者:天秤☆矢口
https://bookmeter.com/books/12770492

■黒猫の三角 (講談社文庫)
 森博嗣の講談社文庫を刊行順に読んでいって辿り着いた新シリーズ。
 犯人は勿論ではあるが、誰がこのシリーズの探偵役なのかも考えながらの読書は、より楽しいものになった。
 ある法則をもって連続殺人が起こり、職業探偵が乗り出す流れ。
 この著者は華麗なミステリを書くと信頼しているから、最後まで楽しく読めたけれど、最初にこの作品を手に取っていたら、退屈な部分もあったかもしれない。
 作中に出てきた四文字熟語を検索してみても、この作品絡みしかヒットしなかったので、著者の(若しくは作中人物の)造語だったのかな。
読了日:04月13日 著者:森 博嗣
https://bookmeter.com/books/566915

■Zの時間 (HJ文庫)
 B級映画なんかでこのタイトルだとゾンビ絡みだよなぁと興味を持ち手に取ってみたら、はたしてゾンビものだった。
 ゾンビ小説はあまり多くないので嬉しい。
 引きこもりFPSゲーマーが引きこもっているうちに世の中ゾンビであふれていた世界。
 古今東西のゾンビ作品に精通したゾンビ知識豊富な女子高生をヒロインにサバイバルの時間を送る。
 ゾンビ物の「定番」を押さえ「定番」をゾンビマニアの機転でクリアしていく流れ。
 コメディにもホラーにも徹していないのに、ゾンビ作品として成立している絶妙な塩梅が最高。
 未完。
読了日:04月15日 著者:榊 一郎
https://bookmeter.com/books/12766278

■王立遊び人学校の優等生 最高の遊び人ってのはモンスターに好かれちまうんだ (ファンタジア文庫)
 ヒロイックファンタジーに全くそぐわない職業なのに、誰も違和感を持たずに受け入れられる土壌が整っている。
 『遊び人』
 ドラクエってすごい。
 魔王が復活の兆しを見せ必要に迫られて魔王を討つ冒険者の学校が興る。
 ある一つの社会的欠点から、冒険者から最も遠い位置にいる主人公。
 当然のように冒険者学校の入試に悉く落ちていた。
 ただその欠点が逆に武器になり最高の適正で合格してしまったのが「遊び人」学校だった。
 規格外の化け物レベルの英雄候補生たちをも軽くしのぐ主人公の適正に巻き起こる勘違い系コメディ。
読了日:04月17日 著者:大楽 絢太
https://bookmeter.com/books/12689001

■真実の10メートル手前 (創元推理文庫)
 ジャーナリストが記者ならではの観察眼で違和感に気付き、ちょっとしたわなを仕掛けて真相へ至る流れの短編集。
 「さよなら妖精」の大刀洗が大人になり探偵役として登場するが、流れを汲んだ話は一つしかないのでこの本から読んでも話は通じるが、いずれどちらも読む予定があるのなら「さよなら妖精」から読むことを推す。
 探偵視点は描かれず、その事件を語るのは常に一緒に事件に絡む相方というのも面白い構図。
 これにより、探偵の考えが、会話と行動でしかわからず、名探偵のそばにいる人の驚きをより共感できる。
読了日:04月18日 著者:米澤 穂信
https://bookmeter.com/books/12656053

■駅弁しっぽり旅 (双葉文庫)
 電車旅のお供に車中にて読了。
 奇しくも作中の主人公も、電車内で官能小説を嗜む趣味を持っているとか。
 タイトルから期待する通り、駅弁と旅先での情事を描く。
 官能小説にしては濡れ場が少ない気もするが、旅と駅弁の話題を巧みに情事に絡めてくるのはベテランの巧み。
 官能小説であり、特に挿絵とかないから平気ではあるけれど、車内に学生さんの集団が乗り込んできたときは、ちょっとカバンにしまった。
 小説の通り官能小説を読み駅弁も食べつつの旅をしたけれど、小説の様なおいしい出会いは無かったなぁ・・・。
読了日:04月18日 著者:橘 真児
https://bookmeter.com/books/11162030

■童貞を殺す異世界 (ダッシュエックス文庫)
 モンスターと対抗するために強力な力を手に入れた男たちは、モンスターのボスを封印することで全滅。
 特殊な魔法により種を維持してきた女しかいない世界に、ひょっこり召喚された成人童貞。
 男であることから、最強の恩恵を受けつつモンスターと対峙する流れ。
 考えることをしない主人公。
 全く詰められていない世界観。
 レーベル的制約もあろうが、特別エッチな展開も希薄で、何が言いたいのやら。
 テーマも普通。
 最強の条件が「童貞」とかなら、濡れ場の無いハーレム状態も機能しただろうけどね。
読了日:04月18日 著者:須崎 正太郎
https://bookmeter.com/books/12679253

■童貞を殺す大魔王! 例のセーターを着たサキュバス姫 (美少女文庫)
 ライトノベル系官能小説。
 30歳の誕生日を童貞のまま迎えた主人公が異界へ召される。
 サキュバスの支配する魔界。
 童貞を奪うとサキュバスの魔力は高まり、奪われた男は死ぬ。
 30歳以上童貞というレア童貞は、得られる魔力もけた違いであり、それゆえに召喚されたわけね。
 サキュバス女王の趣味により、幼い姿に変身させられ、行為をしたら死ぬので行為をさせてもらえないまま行為以外の凌辱に耐え続ける主人公。
 ぶっちゃけ美少年を性的にいじめるのがメインの話であり、どちらかというと女性向けな内容な気がする。
読了日:04月18日 著者:伊藤 ヒロ
https://bookmeter.com/books/12070686

■QED 伊勢の曙光 (講談社文庫)
 帯に「完結」と書いてあるから完結らしい。
 特に名犯人を追いかけていたわけでもなく、何をもって完結なのかよくわからなかったけれど、いつも通り歴史と事件の謎をいっぺんに解いた流れ。
 「伊勢神宮」周りの謎を山ほど提示して、そのすべての謎をピタッとしっくりくる形に整える流れは巧み。
 完結と言いつつ「この話は別の機会に」なんてセリフも沢山あった気がする。
 外伝的に語るのか、直系の別シリーズに流れるのか。
 講談社文庫を刊行順に読んでいるんだけど、他の出版社の「毒草師」も先に読んでおくべきだったかしら。
 
読了日:04月19日 著者:高田 崇史
https://bookmeter.com/books/7856959

■エートスの窓から見上げる空 老人と女子高生 (ファミ通文庫)
 女子高のスクールカースト底辺ぼっち少女が主人公の学園系日常の謎派ミステリ。
 何でもないこともなんでるあることも、ひたすら考える作品で実に心地いい。
 主人公と老教師が、休み時間の秘密の隠れ場で、何気に語る会話。
 教師は教師らしく、少女に考えることを自然と促し、少女はそれを受けて考える。
 日常の謎にありがちの「推論」的な部分にダメ出しをしながら、真相に至る考えを巡らせる辺りに、ミステリへのアンチテーゼ的な雰囲気も漂わせているのかもしれない。
 ミステリとして不完全でもこの作品はこれがいいんだと思う。
読了日:04月21日 著者:かめのまぶた
https://bookmeter.com/books/12636879

■クズと天使の二周目生活 (ガガガ文庫)
 この本の2巻を見かけタイムリープものは好きなジャンルなので、1巻を探して購入。
 ダメ人間主人公が天使の手違いで死亡してしまい、交渉の末十年遡っての人生を手に入れる。
 真正なポンコツ主人公。
 「たらればノート」。
 大きく歴史を動かそうとすると、補正がかかり戻されてしまうなどの、ルールを設けたタイムリープで独自性を出している。
 制約を設けて身動きを取りにくくしつつ、監視役の天使の手助けがアリだったり、細かい所でバランスを取った、絶妙な作品。
 ラジオ制作の裏側も垣間見れるのも興味深い。
読了日:04月27日 著者:天津 向
https://bookmeter.com/books/12308599

■ガーディアン (光文社文庫)
 乱暴に説明するなら「ジョジョの奇妙な冒険」の幽波紋(スタンド)を用いたミステリ。
 自分の意志と無関係に条件を満たすと自動的に発動してしまう、自分を守る守護者。
 そのガーディアンが存在することを前提とした物語。
 ガーディアンのルールがしっかり読者に提示されているので、ミステリとして十分機能する。
 わたしは、こんな場合はどう発動するんだろうとか、いろいろなケースを考えてしまった。
 まだまだ色んなシチュエーションが考えられる設定。
 あまり続編を書かない作家さんだけど、もっとこの設定で読みたい。
読了日:04月30日 著者:石持 浅海
https://bookmeter.com/books/528749

■ぼくたちのリメイク4 「いってらっしゃい」 (MF文庫J)
 ここへ来てこの作品が「タイムリープもの」ジャンルに対するアンチテーゼとして機能し始めたのが見所か。
 過去へ過去へ遡るタイムリープものの中で、未来への移動を持ってきて、テーマに深みを与える。
 次巻以降、普通のタイムリープものより、何歩も踏み込んだ、濃厚な人生の歩みが語られることになるわけで。
 舞台が、過去から現在へ戻ったことにより、タイムリープの優位性が無くなった世界でもあるけれど、そこでも活躍できるということで、有利な世界だから無双していたわけじゃないというテーマも。
 ゲーム業界物としても。
 
読了日:04月30日 著者:木緒 なち
https://bookmeter.com/books/12761420


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 開幕の3冊は「春に試してみたかった3コンボ」作品。
 他社レーベルから創元推理文庫に移ったとなれば、ある程度面白いことは間違いないだろうし。
 コバルトの2巻から移籍ってのが、不思議だと思っていたのよね。
 シリーズではあるけれど、作中人物を引きずってのシリーズでもない感じではあるんだけど、3冊目から先に1巻の設定も匂わせてきているらしいという噂もあるようだ。
 謎。
 面白くはあったけれど、わたしのツボとは少しごにょごにょだったので、3巻以降は多分読まないかな。

 今月は普通に、面白いものあり、そうでもないものもアリ。
 面白くなかったものは、どのあたりが面白くなかったかをちゃんと書くように心がけてはいる。
 基本的に、主人公が考えない作品や、作者が考えない作品が、評価を下げている感じ。
 
 4月読んだ中で一番気に入ったのが「エートスの窓から見上げる空」。
 この作品は、なんでもかんでもずっと「考えている」作品で、実に心地よい。
 日常の謎系ではあるけれど、日常の謎系にありがちな「推測」の域を出ない謎解きに、ダメ出しをしつつ…まぁ「推測」謎解きを披露する。
 答えはあっていても、途中式が乱暴だといけない。
 そんな作品。
 他の人の感想にもあったけど、ファミ通文庫から出ているのが謎。