2016年12月4日日曜日

2016年11月の読書メーター ~スカートの中の攻防~

 月初め恒例、てぬぃっき。
 読書編。

 先月もぷち電車旅を敢行したので、ちょい多め…のはずが7冊か。
 普通か。
 や。7冊でも多い方なのか?
 ・・・っと思って、読書メーターで調べられないかごちょごちょしたけれど、先月分や先週分、去年分(まぁわたしは去年は登録してないけれど)はまとめられるし、通算の冊数は出ているんだけど、月単位の読書量の流れはグラフ化されないようだ。
 要望出してみようかしら。
 まぁまとめ日記ここに書いているから、見返して遡ればわからなくはないんだけどね。

 ライトノベルと、一般文芸が、入り交じるのは、どっちも好きだからというのが一番の理由ではあるけれど…。
 職場用と、プライベート用で振り分けているのよね。
 休み時間に本を読んでいると、読書家は声かけてこないんだけど、本読まない人が「なに読んでるの」と覗き込んでくる。
 そんな時、ライトノベルなんぞ読んでいようものなら、本読まないくせに、小馬鹿にした態度で語ってくるのがウザイというのが最大の理由。

 そんなで、ライトノベルは避けていたんだけど、「心霊現象の科学」だったかな医者が心霊現象を科学的に解き明かす系の本を読んでいたら、覗きこんできて「そんな(オカルト)本ばっかり読んでいるから・・・云々」はじまって、うんざりした。
 人をこき下ろすのに夢中で、オカルトと真逆の本だって言っても理解しないし。

 以前は、旅先でも警戒してライトノベルを避けていたんだけど、読書をきっかけに出会いがあるのは、フィクションの中だけのお話なのよね。
 更に言えば、読書家は人が本を読んでいる時には声をかけてこないものだしね。
 
 ただ、最近は、大人向けジュヴナイルレーベルも増えてきているわけで、ライトノベルと一般文芸の線引きも難しいんだけどね。
 表紙めくったところに、カラー口絵がなければ一般文芸と定義すると、少女小説の類は一般文芸になっちゃうし。
 挿絵の有無で判断すべきなのかしら。

 こんな書くと、ライトノベルの方が好きそうに読み取れちゃうかもしれないけれど・・・。
 読みやすいから、たくさん読むだけで、一般文芸の方が好きなんだけどね。
 ライトノベルはハズレも多いから、20冊に一冊当たりとして、一般文芸は10冊に一冊当たりとすると、当たりの本に出会うためには、ライトノベルを多めに読む必要があるという理論もある。


2016年11月の読書メーター
読んだ本の数:7冊
読んだページ数:2012ページ
ナイス数:21ナイス

https://elk.bookmeter.com/users/682213/summary/monthly

■アンデッドガール・マーダーファルス 2 (講談社タイガ)
 映画の「リーグ・オブ・レジェンド」の如く、様々な英雄が顔を並べて行く様にワクワク。  「ルパン対ホームズ」は既にあるが、その他冒険小説怪奇小説の有名どころが次々に参戦し盛り上げる。  これだけ豪華なキャストが揃うと、主役陣が霞んでしまう。  特に、ルパン&ホームズなんて濃すぎるので、今巻限りのゲストぐらいに留めて欲しかった。  英雄達の梁山泊モノとなると、それはそれで面白そうではあるが、そうなるとやっぱり、108人ぐらいは英雄を揃えて欲しくもあるかな。  続巻に期待。  
読了日:11月10日 著者:青崎 有吾
https://elk.bookmeter.com/books/10992553

■茨姫はたたかう (祥伝社文庫)
 整体師シリーズの2冊目。メインの物語は独立しているが、人物関係など1冊目を読んでいるとより楽しめる。  「女」の深く濃いミステリ。  今回のテーマはストーカー。  真面目にコツコツ生きているだけでは幸せになれない。  女の世界。女の性(さが)。  嘘と生真面目といいかげん。  ミステリの部分がしっかりしているので、そこへ至る「女の世界」の部分の濃厚濃密描写に、単純な男社会の凡夫はくらくらする。  『「女になんか生まれるんじゃなかった」と思っているあなたに、ぜひ読んでほしいミステリー』らしい(帯より)。
読了日:11月16日 著者:近藤 史恵
https://elk.bookmeter.com/books/551784

■首の姫と首なし騎士  いわくつきの訪問者 (角川ビーンズ文庫)
 シリーズ2冊目。  番号が振られていないので、どれから読んでも成立するかというと、そんなことも無く、前作を踏まえているので1巻から読むのがいいと思う。  姫が王国の帳簿のチェックをしていて、不正に気付くという、あまりに地味な展開は、斬新で驚いた。  騎士と王女のファンタジーに社会派ミステリーを加え、成長と恋愛をも感じさせる盛りだくさんなのに、ギャグに逃げていない、いい塩梅。  ・・・  全然関係ないが、読書メーターこのページの左「睦月けいの関連本」に官能小説が沢山あげられているのにドキドキしちゃう。
読了日:11月16日 著者:睦月 けい
https://elk.bookmeter.com/books/4515741

■魔王なあの娘と村人A(11) ~魔王さまと俺たちのグラデュエーション~ (電撃文庫)
 完結。  この世界観、独特で面白いんだけど、高田崇史のQEDシリーズを読んでから読むと、実際こういう世界はあったのかもしれないと思い、濃密。  折角完成された世界観なので、全然別の個性者のスピンオフ新シリーズなんかも読んでみたい。  ・・・  完結  ・・・したので、次回作のお試し版が巻末に収録されている。  特に関連作というわけでもなさそうなんだけど。  目次に書かれていないし、広告扱いなのかもしれないけど。  ちょっと珍しかったので、ここに書いてみた。
読了日:11月17日 著者:ゆうき りん
https://elk.bookmeter.com/books/11208585

■パンツではじまる世界革命 (一迅社文庫)
 パンツ作品を検索して発見。ゲーム的世界観にも興味を持ち買ってみた。  全編ご都合主義の塊で、単調に展開する。  パンツに拘るなら、女性下着の歴史ぐらい活かしてほしい所である(まぁ活かすと話が成立しないけど)。  こういうバカな話になるなら、コテコテのギャグ路線にすればいいのに、半端にまともな展開に持って行ったため、空回りの印象を受ける。  ちょっとエッチなタイトルな割に、主人公は女学生の制服とそこから垣間見える下着ぐらいにしか興味がなく、エッチな描写はほぼない。  描写がないからお色気挿絵も無い。
読了日:11月17日 著者:綾野 陽一
https://elk.bookmeter.com/books/8189999

■Shelter(シェルター) (祥伝社文庫)
 表紙の雰囲気ががらりと変わったけれど、合田整体師三冊目。  シリーズが安定して、人物の背景を語ることがメインな印象で、ミステリ要素が食玩のお菓子のような物足りなさはありました。  家出した恵と、突発的な仕事の出張で頻繁に出かけねばならなくなった小松崎と、交互に展開する。  女性のやなみと、週刊誌と、整体師のシリーズ。  ながいこと続巻が出ていないようですが、ミステリの場合突然続編が出ることもよくあるので、期待しながら待つ心意気。
読了日:11月22日 著者:近藤 史恵
https://elk.bookmeter.com/books/551786

■学ばない探偵たちの学園 (光文社文庫)
 表紙が違うんだけど、ISBN的には同じ本らしい。  学園ミステリ。  一般文芸にライトノベルの手法を持ち込んだいつものスタイル。  殺人事件有な作品の割に、登場人物が軽すぎて、ミステリとしてのツボがずれちゃっている印象。  ギャグも半分ぐらいすべっているし、いろいろ残念。  いっそ、100%完全ギャグミステリの立ち位置にすれば完成したのかもしれないとか思っちゃった。  この著者の作品はいつもこんな感じではあるんだけれど、タイトルのセンスが良すぎて、好みの内容じゃないのは分かっているのについ買っちゃう。
読了日:11月29日 著者:東川 篤哉
https://elk.bookmeter.com/books/575739


▼読書メーター
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 ミステリ風に作品が多いなら、燦然と輝くパンツもの。
 「超人高校生~」のパンツ編というと解りやすいんだけど、パンツのが先に書かれているので、引き合いに出せなかった。
 ちなみに、レヴューで書いている、女性下着のルーツなんだけれど、これは・・・。
 乗馬の際、膝を立てて乗るスタイルが流行した時、スカートから秘部が丸見えになってしまうため、女性が乗馬を控えるようになった。
 それはいけないという事で、乗馬時に大事な所を殿方の視線から守るために、ショーツは誕生したのね。
 ・・・だから、あれは観てもいいのよ。その中さえ見なければ紳士的なの。
 まぁ、あれだ。あそこを隠すためにパンツを穿いたら、男がパンツ観て喜ぶようになり・・・。
 パンツを隠すためにブルマを穿いたら、男がブルマ見て喜ぶようになり・・・。
 ブルマを隠すために、レギンスをはいてようやく、男がガッカリするようになったわけだ。
 スカートの中の攻防。

 「魔王&村人A」は完結。メーターには初めて書いたけれど、全部リアルタイムに読破している。
 類似作品に「村人Aは魔王の嫁です。」というのもあり、読了済み。
 もちろん全然関係ないんだけれど・・・BLだし。
 エロ小説も読むし、BL小説も読むんだ。

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