読書メーターのまとめ機能に解説を足しただけのモノ。
10月は旅の月。
しかも今回鉄道旅ということで、いつもより多めに回しております。
まぁ駅メモの旅でもあるので、頻繁にポチポチしなきゃいけないので、普段の鉄道旅よりペースは鈍いんだけどね。
読書メーター始めてから、新作多めなペース配分になってたりする。
新しい本に、感想書くと、「ナイス」をもらえたり仲魔が増えたり、何かと反応が楽しいからね。
文庫派なのに、文庫まで待てなくて即買って即読んだのが、「捕まえたもん勝ち!」大好きな推理漫画の作者が小説に挑んだ作品。
あと、読書メーターの相性のいい読書家のリストから、興味を持った「こんにちは刑事ちゃん」「魔女の子供はやってこない」…積読を減らすためのモチベアップに始めた読書メーターなのに!
増やしてどうする!
面白そうな本がたくさん紹介されていて、ブックオフオンラインのポチポチが止まらない。
2016年10月の読書メーター
読んだ本の数:13冊
読んだページ数:3998ページ
ナイス数:49ナイス
http://bookmeter.com/u/682213/matome?invite_id=682213
■幻影の手術室: 天久鷹央の事件カルテ (新潮文庫nex)
長編の「事件カルテ」シリーズ物ではあるが、この本から読み始めても楽しめる。 職業に特化したスーパー女性と、その女性探偵をサポートする見習い男性という流行のスタイル。安定したフォーメーションのこれ系は安心して読める。 病院を舞台にオカルトを絡めた事件が発生し、オカルトも視野に入れつつ、事件と病気とついでにオカルトをいっぺんに解決する感じ。 医学用語などもバンバン飛び交うが、しっかり解りやすい解説も交えられるので、すんなり理解できる。 今作は、透明人間の巻。
読了日:10月3日 著者:知念実希人
http://bookmeter.com/cmt/59478830
■はたらく魔王さま! 0-II (電撃文庫)
魔王たちが魔界を統一するまでの話を綴る0シリーズ。 事件の流れのまま、過去を回想するシーンから始まることもあり、発売順16巻の後に読むのがオススメ。 だから、0はもちろん、既刊読了の上で読むと解りやすい仕様。 魔界の戦争ものなので、普段の日本の日常&悪魔としての戦闘な本編と違い、全編、魔界アクションと言えるか。 短編を刻む感じではなく、長編で魔王軍の戦いを描く。 魔界が舞台なので、女の子がほとんど登場しないが、女性型悪魔は登場するので、ライトノベルに女性的魅力を求める層も安心。
読了日:10月4日 著者:和ヶ原聡司
http://bookmeter.com/cmt/59479058
■超人高校生たちは異世界でも余裕で生き抜くようです! (GA文庫)
雑誌でコミカライズ版を数話読んで、これは原作で読まなきゃ勿体ないなとマンガを封印して探して読んだ一冊。 凡夫が異界に行ったら英雄になるなんて話は、ライトノベル界でもファンタジーなんだ。 異界で英雄になるやつは、こっちの世界でも非凡なんだ!って話。 「政治家」「事業家」「医者」「剣豪」「発明家」「諜報員」「マジシャン」が、己の得意分野で役割(ロール)をこなす(プレイ)作品。
読了日:10月7日 著者:海空りく
http://bookmeter.com/cmt/59540431
■捕まえたもん勝ち! 七夕菊乃の捜査報告書 (講談社ノベルス)
安定した推理マンガを描く作者の小説作品。 ミステリの文法は信頼できるので安心。 発売を待って即買って即読んだ、文庫派だけど待てなかった。 アイドル時代と警察官時代と収録されている。 時代によって立ち位置が変化して役目も変わって読めるかな。 警察編の「捜査」→「報告書」の流れが目新しくてお気に入り。 しっかり「捜査」しても、しっかりした「報告書」に仕上げないと、意味をなさない辺りに〇。 本作の主人公が、「QED」「CMB」にも登場するらしい。 今月ミステリほくほく大収穫だ。
読了日:10月8日 著者:加藤元浩
http://bookmeter.com/cmt/59549771
■カナリヤは眠れない (ノン・ポシェット)
医療系ミステリを続けて読もうと積んであった本から。 生々しい女性心理、女性の闇と悩みが濃く描写される。 特に謎が提示されないまま、物語は進み最後に一気に謎がとかれる。 そこに謎があったのかというところからの種明かしはミステリとして、膝を叩いて喜べちゃう。 探偵役が整体師で、身体の歪みとともに心の歪みも読み取り、心と体を整えてくれる感じ。 …と書くと、下町人情モノっぽいけど、この整体師も癖のある設定。 シリーズ物の最初らしい。 伏線もたくさん残っているので、楽しみに全部読みたい。
読了日:10月10日 著者:近藤史恵
http://bookmeter.com/cmt/59622009
■超人高校生たちは異世界でも余裕で生き抜くようです! 2 (GA文庫)
完全無敵の主人公は物語としてダメだとされる。 シリーズを長く続ける前提で、超人高校生の超人っぷりを遺憾なく発揮する戦争前哨戦編。 超人が超人的に超人する流れは、まぁある意味水戸黄門的爽快感はあるのかもしれないね。 あのパーティも、完全無敵な構成で悪を暴いて裁く流れだしね。 ・・・ ただ、このシリーズ、超人高校生は7人いるわけで。 彼ら最大の弱点は7人いることなわけで、今後の流れが楽しみである。 超人対超人の対決がないとね。 今巻までは、まずは主人公たちの超人アピールかなと。
読了日:10月13日 著者:海空りく
http://bookmeter.com/cmt/59684850
■小説版 スキャナー 記憶のカケラをよむ男 (集英社文庫)
映画版の脚本家によるセルフノベライズ。 映画で語られなかった、心情や裏設定などが緻密に構成されているのを期待していたんだけど・・・。 映画をそのまま文章にしたようなスタイルだった。 映画を観た後で読むと、シーンがありありと思い返せられるけれど、もう一歩踏み込んだ小説ならではの「スキャナー」が欲しいと感じた。 映画が面白いので、勿論この小説版も、内容は面白いのだけどね。 映画の裏話が語られるような「あとがき」も無い。 映画と関係ない作家が、独自性を出そうとして変にしちゃうよりはいいけれど。
読了日:10月17日 著者:古沢良太
http://bookmeter.com/cmt/59827987
■超人高校生たちは異世界でも余裕で生き抜くようです! 3 (GA文庫)
旅行中の電車内で読み始めて読了。 3巻なので基本設定は割愛。 7人の超人高校生はその超人故に、異界では敵がいない。 無敵チートが楽しいのは最初だけで、飽きられるのが早いのもチート。 …なので、超人の内部分裂での敵対がテーマになると思っていたんだけど…。 超人高校生は、究極的に超人なので、内部分裂もさせないほどの超人路線で行くのかな。すると敵対勢力にも超人級の配置が出るのかな。 …という異界統治ものだけでも面白いのに、ライトノベルとして、日常要素とかラブコメとか贅沢に盛り込み、油断できない。
読了日:10月17日 著者:海空りく
http://bookmeter.com/cmt/59828336
■首の姫と首なし騎士 (角川ビーンズ文庫)
ミステリとしての評判を読んで手に取ったシリーズ。 タイトルからしゃべる生首の姫と、首のない又は考えること己を持たない騎士の話かなと思ったんだけれど、全然違った。 王位継承もので、ミステリの要素は薄いかな?と思って読んでいたんだけど、段々ミステリ。 引き籠り姫が、城の図書館でひたすら文献を漁る。 「国王様」ってのに違和感あったんだけど、いま検索したら少女小説界では「国王陛下」より「国王様」が主流なのかな。 シリーズ物だけど、この巻の話はしっかりこの巻で片付いている。 これは続巻も楽しみだ。
読了日:10月18日 著者:睦月けい
http://bookmeter.com/cmt/59828696
■こんにちは刑事ちゃん (中公文庫)
主人公が新宿ジャッキー!?と思ったけどよく見たら一字違ってた。 某コナンくんは「あれあれ?おかしいぞぉ」と露骨にヒントを提示するけれど、こちらは中身がベテラン刑事でも器が赤ちゃんなので「おぎゃー」しか言えない。 「おぎゃー」のタイミングで解決。 成長すると、できることが増えていくけれど。 短編連作。 や。ミステリのツボを完全に心得ていて、膝を叩いて喜んじゃった一冊。 ミステリとしての面白さが安定していてるのに加え、子育てあるあるまでしっかり仕込んだ究極作品。 ※新宿ジャッキー=羽田隆之
読了日:10月18日 著者:藤崎翔
http://bookmeter.com/cmt/59829390
■超人高校生たちは異世界でも余裕で生き抜くようです! 4 (GA文庫)
旅行中読む本が尽きて旅先で買ってそのまま読了した一冊。 4巻なので基本設定は割愛。 「子供相手に実力を発揮する大人のガキ大将」のび太の将来の夢の姿に似ている気がしたのね。 凡大人でも英雄になれる大人枠に、超人を据えているのでもっと凄いわけだが。 超人高校生たちはその超人さゆえに、敵がいない。 なら子供たちに喧嘩させればいいじゃないか路線で来るとは予想していなかったや。 いよいよ煮詰まったら、子供のケンカに親(超人)が出てくる構図か。 まぁすると、相手の親も登場するわけで。 次巻も期待。
読了日:10月19日 著者:海空りく
http://bookmeter.com/cmt/59829807
■この闇と光 (角川文庫)
旅行中読む本が尽きて旅先で調達。 まったく予備知識なしに、読書家の勘で好みっぽい本を探り当てた一冊。 帯にどんでん系ミステリを謳っていたのも大きい。 …… 構造的には伏線が割としっかり張られているので、違和感を覚えておけば、「どんでん」がやって来た時に、成程!と思える感じ。 …… 最終的に、完璧にすべての謎が明らかになり、そのすべてに伏線が用意されている系のミステリではないと感じたので、煽りに期待してガッカリするタイプの読者もいるかも。 大きな構造の種明かしそのものを愉しむ系。
読了日:10月20日 著者:服部まゆみ
http://bookmeter.com/cmt/59830318
■魔女の子供はやってこない (角川ホラー文庫)
「相性」のいい読書家さんのリストから気になって。 タイトルや表紙から内容が推測しにくいが、ホラーレーベルなのでホラー。 童話的語り口調で、グログロの描写が特徴的な暗黒系。 センス先行で描かれた奇天烈な文章。 この手の、奇を衒う系は、内容がスカスカな事が多いのだけど、ゾクッと来るようなリアルな内容も濃く、内容的にも良いセンス。 投げっぱなさない伏線回収は素敵。 魔女と魔法がありな割に、ルールが杜撰なんだけど、杜撰さを前提にしているので、成程こういう魔法モノもアリかと。 ハッピーハロウィン。
読了日:10月30日 著者:矢部嵩
http://bookmeter.com/cmt/60039703
▼読書メーター
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ライトノベル系と一般文芸系と、両者ごっちゃに読んでいるのよね。
まぁライトノベルはその名の通り読みやすくできているので、読み終えるペースはどうしても、ライトノベルの方が早くなり、冊数は上回ってしまうことになる。
登録される比率も、ライトノベルが多くなり…結果、わたしと相性が良いさとれる読書家さんの読書リストはライトノベルで埋まる算段。
まぁ、ライトノベルも嫌いじゃないけれど、嗜好が完全に固定されているので、あまり紹介されても食指が動かないのよね。
あとハズレが多いのもライトノベルの特徴であり、読んで失敗したと思うモノも少なくない。
・・・
わたし的には、一般文芸の、好きなジャンルの中から、相性のいい読書家さんを組み上げて欲しいんだけど・・・。
うーん。
読書メーターの、相性調節のために、読書傾向を変えるってのも、違う気もするしなぁ。
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