月初め恒例手ぬぃっき。
読書メーター編。
9冊ではあるが、1冊は小説じゃないし実質8冊は、今年的には少なめ。
旅行やプチ旅行は何度か敢行したんだけど、10月は車移動が多かったので冊数稼げず。
冊数稼げなかった割に、ライトノベル枠も一般文芸枠も魅力的な新刊がガンガン出て、かつ新しくない本でも魅力的な本を見つけ、積むスピード加速中。
今回、珍しく「船旅」をルートに組み込み、船上での事件が魅力の「恋恋蓮歩の演習」を船上で愉しむ。
感想では、船上で読了したことになっているが、東京湾フェリーは実はものすごく時間が短く、40分ほどで到着してしまう。
船内探検やおやつを食べたりの時間もあり、読書の時間をあまりとれず、船上で読み切れず、ホテルのソファの上で読了したのは秘密。
「ナイス」が66もいただけたが、勿論ほとんどが「ビブリア」の物。
人気作効果よね。
当たり前なんだけど、たくさんの人に読まれ登録されている本を、現役で読むと、感想も人の目に触れやすくなり、共感していただける人も多くなり、「ナイス」も多くいただける。
妹の話題で「小口子」なんて言っているけど、「こぐち」はスピンオフの方で使用済みだったことに登録した後で気付いた。
2018年10月の読書メーター
読んだ本の数:9冊
読んだページ数:2792ページ
ナイス数:66ナイス
https://bookmeter.com/users/682213/summary/monthly
■ぼくたちのリメイク5 ぼくたちに足りないもの (MF文庫J)
タイムリープで大人の視点で学生時代からやり直しても、時としてうまくいかないこともあるシリーズの5巻。
映像学科で、チームで映像制作をする物語。
もともと極悪環境でゲームの製作をしていた主人公が、学生時代の同じポジションで手腕を発揮するある意味チート物。
なので本業以外でも、様々なプランを練ることで解決へ導くのが面白いシリーズ。
土壇場でのトラブルを機転で何とかする今までの流れから、構造的なプランニングが必要となる一歩進んだ物語に変わってきている。
それ故に、オチがつかないまま次巻へ続いている。
読了日:10月03日 著者:木緒 なち
https://bookmeter.com/books/13093658
■この国。 (光文社文庫)
このタイトルとこの装丁。
本格ファンならまず手に取らないであろう本であるが、この著者ならこれをド本格に料理しているという確信をもって購読。
名探偵対名犯人の探り合い譚というこの著者の本領が発揮された連作短編。
この日本と微妙に違う歴史を歩んだ「この国」。
独裁政権・治安警察などなじみのない言葉の混ざる世界を舞台に、テロリストの名参謀と治安警察のエリートの対決。
推理物にアクションは邪道と思うのだが、ひとつひとつのアクションにも深い考えが添えられ、本格の一要素に落とし込んでいるのは流石の一言。
読了日:10月03日 著者:石持 浅海
https://bookmeter.com/books/6863615
■はたらく魔王さま!19 (電撃文庫)
秘密の話。
物語も大詰めを目前に控え、まさかの地球の話。
流石に日常のほのぼのを伝えられる段階ではないので、地球の非日常寄りな転換。
地球でも、エンテ・イスラでも事態は激しく動き回って、まさに大詰めの一歩手前。
作品ファンとして、いつまでもこの世界に浸っていたい欲求と、大詰め一歩手前で引っ張りすぎて、さっさと片付けて欲しい欲求がせめぎ合う。
悟空とフリーザの戦いを読んでいた気分。
長く楽しみたくはあるけれど、日常パートはもう、「もうちっとだけ続く」後日譚に取っておいてもいい気がしなくもない。
読了日:10月07日 著者:和ヶ原 聡司
https://bookmeter.com/books/13087347
■ビブリア古書堂の事件手帖 ~扉子と不思議な客人たち~ (メディアワークス文庫)
扉子か・・・本に纏わる名前を視野に入れているのね。
妹か弟が出来たらどんな名前になるのかも楽しみね…双子で天子&地子かしら。小口子とのど子が大穴ね。
栞子のシリーズは7冊も出ているが時間は1年程の物語。
これを現代まで進めて、現在の栞子たちの姿を見せつつ、本編で語られなかったエピソードを扉子に聴かせるといった体の構成。短編連作。
なので続編というよりはやっぱり外伝的側面のが強いのかしら。
ゲームやライトノベル周りのエピソードもあり、嬉しい。
「雪の断章」は読んだはずなのに覚えていない・・・。
読了日:10月10日 著者:三上 延
https://bookmeter.com/books/13116164
■高校生クイズのヒーローたちに学ぶ 東大・難関大合格の勉強術 (日テレbooks)
クイズ系の本を探していてヒット。
高校生クイズは参加もしたしよく見てもいたので。
日本テレビから出版されていることもあり、クイズ本寄りなものと思っていたら、完全受験寄りだった。
クイズに絡めることもなく、ただただ受験の心構えのあたりまえな辺りを何の工夫もなく放り込んで、高校生クイズ王たちが、追従コメントを寄せるだけ。
130「自分の知識は、テスト中に増えることはない」とか言っちゃう人をクイズファン的には残念に思うわけで。
わたしは試験勉強しながらクイズや創作のネタも拾っていたから。
うすい。
読了日:10月11日 著者:
https://bookmeter.com/books/4123149
■恋恋蓮歩の演習 (講談社文庫)
船上の事件の話を船上でと東京湾フェリーのデッキにて読了。
いつものVシリーズ。
なので敢えて中身を語らず妄想を。
※以下、一応ネタバレON故省略…気になる方は読書メーターの記述を参照ください。
読了日:10月19日 著者:森 博嗣
https://bookmeter.com/books/566931
■ナイトメア・ゲーム (電撃文庫)
ゾンビこそ出てこないが、ゾンビ物の文法で異変の起きた街からの脱出を図るパニックホラー。
容赦なく人が死んで逝く様も、ライトノベルらしくなくていい。
異変の謎を考え解き明かす流れ。
この設定もひと工夫あるアイデアで納得させられ、感服。
若干の読みにくさを感じないでもなかったが、編集に急かされ予定が早まったのが原因か。
折角すごいアイデアの話だったので、じっくり仕上げて欲しかった。
表紙に着衣が破れ、乳首まで見えちゃっているヒロインが描かれているが、お色気シーンはほぼ無い。
色々勿体ない。
読了日:10月20日 著者:真坂 マサル
https://bookmeter.com/books/13030292
■君に恋をするなんて、ありえないはずだった (宝島社文庫)
タイトルに惹かれ発売当時に買ってあったんだけどなんとなく積んでおいたこの本。
舞台が千葉ということで、千葉旅行のお供に持って行って読み始め帰ってきてようやく読了。
スクールカースト頂点の女の子と底辺男子。
接点のないはずの二人に接点が生まれ、揺らぐ気持ちやすれ違いの思いがうんぬんかんぬんな、ありきたりすぎるほどありふれた青春模様をド直球にぶつけてきた快作。
特別大きな事件も起きず、平坦ながら飽きさせずに読み込まさせる、今風恋愛小説。
そして、大きく事件が動いた途端に唐突に次巻へ続いてしまった。
読了日:10月31日 著者:筏田 かつら
https://bookmeter.com/books/11648049
■いもうと温泉! (美少女文庫)
旅行先で読む本をチョイス。
温泉のある宿で読み始め、今日ようやく読了。
なんか漠然と「妹」とか「温泉」とかのキーワードで検索していてヒットした一冊。
ド直球でライト官能ノベル。
親が再婚し、幼馴染の義妹と実妹とに求愛され、当番制で毎朝毎晩イチャイチャするだけ。
男なら誰もが妄想するシチュエーションを、一切ぶれることなく小説で再現した、官能小説のゆるぎない安定感を持った作品。
女子小学生集団の好奇心におもちゃにされたり、義従妹との密会など、小説ならではのギリギリの描写は好みが分かれるかも。
読了日:10月31日 著者:橘 真児
https://bookmeter.com/books/455863
▼読書メーター
https://bookmeter.com/
さしあたって、ライトノベルの積まれゆくペースが速すぎるので、優先的に読んでいこうかしら。
こちらも、「シリーズもの」「単発もしくは新シリーズもの」+「旧作」と大きく分けられ、「ナイス」が欲しいと思うと、新刊は新刊のうちに登録できた方がいただけやすいという部分はあるんだけど、なかなか読む順番を決めるのが難しい。
テーマ別読書もまたやりたいんだけど、新刊がある程度はけるまで身動きが取れない。
まぁわたし自身以外ほんとどうでもいい悩み。
や。でもまぁ1000冊以上積んでいる読書家仲魔ならある程度、共感していただけると確信する。
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