2015年6月10日水曜日

イニシエーション・ラブ

イニシエーション・ラブ

★★★☆☆
2015年0 月 0日 鑑賞
劇場映画 トーホーシネマズ小田原
2015 日本 
東宝
110分

監督
 堤幸彦
脚本
 井上テテ
キャスト
 前田敦子 木村文乃 
映倫
 G(全年齢)
おっぱい
 直接描写は無し
ゲーム
 特別なし

最後の5分
全てが覆る。
あなたは必ず
2回観る。

【予告】
 予告を見た。
 まぁベタベタな恋愛映画の描写が続いて・・・あー観ていて恥ずかしくなるレベルのラブラブ恋愛映画だなぁ・・・まぁ恋人と観る分にはこんな映画もありなのかなぁ・・・。
 など、漠然と眺めていたら・・・。
 きゅるきゅる画面が巻き戻り、上記のキャッチコピー。

最後の5分
全てが覆る。
あなたは必ず
2回観る。

 まぁ、折角ネットなんだから、予告を見ていただこう。
 オフィシャル。

 冒頭、ネタバレ禁止を訴えるメッセージがあり、物語が始まる。

 ラスト5分でひっくり返るって予告しているのよ?
 あたりまえだけど、ラスト5分より前の展開は、(見せかけ通りの)真実ではないと言い切っているわけだ。
 ・・・なら、そういう視点で観ちゃうぜ?
 それでも、ホントに騙してくれる?

 そんな挑戦的な動機で鑑賞。
 こちとら本格ファンのミステリ愛好家。
 最後の1行ですべてをひっくり返す小説を何冊も読んでいる。
 ・・・で、そんな観かたをして尚、膝を叩いて喜べちゃうかといいうと・・・。
 ヒントはそこここにある。

 まぁネタバレ禁止だから、何も書かないけどね。

 1986年辺り。
 昭和の長距離恋愛。
 東京・静岡 ・・・ギリギリな距離。
 ギリギリ通えるし、ギリギリ通えない。
 劇中、移動は車なのよね・・・都内と静岡市・・・恋人に会うためなら・・・恋人に会うためでも・・・
 せめて、伊豆あたりなら・・・伊豆から静岡でも、厳しいからね。
 ・・・
 Eメールも携帯電話も普及していない時代ならではのすれ違い。
 ・・・逆に考えると、今は昔と比べて遠距離恋愛も成立しやすいのかなぁ。
 ・・・や、近くでも相手見つからないのに、遠い恋人が見つかるわけないから、わたしには関係のない話か。
 閑話休題。
 ・・・
 昭和の風景・アイテムが登場し、当時を生きた世代は懐かしめるかもしれない。
 ただまぁ約30年前・・・でも、生まれたてだと記憶も無いだろうから+10で、40歳ぐらいの層か・・・。
 も、もちろんわたしは、さっぱりわからない世代よ!!

 原作は小説らしい。
 メフィスト賞作家・・・メフィスト賞は・・・ごにょごにょ。
 映画のパンフレットを読むと、映画は視野に入っていて、映画版のアイデアもあったらしい。
 ・・・
 予告映像にある「原作と異なる」結末ってのも気にならなくもない。
 原作を調べてみたら、『タロットシリーズ』ってやつの一部らしい。
 まぁ雰囲気的に、各々連動していない気配は感じるんだけど・・・シリーズ物は1から読みたい派。
 うーん、わたしにとってメフィスト作家は・・・すごく面白い・壁に投げつけたくなる・・・の二択なんだよなぁ。
 うーん。
 作家名に記憶はあるから、積読棚に一冊ぐらいあるかもしれないけど、発掘は困難!

 ・・・
 いつものように、劇場の一番後ろの席に陣取る。
 客層を見ると、やっぱり、若い女性2~3人で観に来る感じが多い。
 わたしよりちょい上の層の夫婦も何組かいた気配。
 ・・・で、高校生ぐらいの男子3人組は・・・前田敦子が目当てかな。

 うーん。
 予告が無くて、ここまで仕掛けに気付けたかはどうだろう・・・まぁ結構露骨っぽいのもあったけど。
 ただ、予告が無かったら、ベタベタ恋愛映画だと思って、観なかったとも思うし。
 この映画を知らない恋人に予告を伏せて観せて、伏線を回収しながらDVDで観なおすってのが、一番いい観かたかもしれない。

 ・・・まぁ、わたしには、近距離にも遠距離にも相手がいないから、実践できないんだけどね!

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