脳内ポイズンベリー
★★★★★
2015年05月20日 鑑賞
劇場映画 シネプラザサントムーン
2015 日本
東宝
121分
監督
佐藤祐市
脚本
相沢友子
キャスト
真木よう子 西島秀俊 吉田羊
映倫
G(全年齢)
おっぱい
裸の描写は無し。
しかし、冒頭ヒロインが走る姿は揺れを狙ったとしか思えない撮り方をしている・・・に一票。
ゲーム
パッケージがちらり&話題。
恋する?恋しない?ただいま脳内会議中!
【会議】
5月半ば。
やはり、静岡県東部、伊豆の付け根辺りに行く用事があり・・・せっかくここまで来たんだからと、立ち寄った先月も来た映画館。
予告で惚れた映画。
脳内会議。
頭の中の5つの人格が会議し、その人の行動を決めていく。
・・・
飲み会で同席して、ちょっと気になっていた男性を偶然駅で見かけた。
↓
議長が、記録(記憶)係に念を押す、本当に間違いないのか、人違いではないか。
ポジティブ係と衝動係が、チャンスだ声を掛けろ!と主張する。
ネガティブ係が、どうせ覚えられていない、声かけても間が持たない、自分がみじめになるだけだやめとけ・・・と、主張する。
まずは、この男性に声をかけるべきかスルーすべきかを脳内で会議する。
・・・
そんな映画。
映画は、映像であり、深い心理描写は苦手なわけですよ。
目の前に気になる男性がいて、声をかけた場合の脳内シミュレーションを・・・いちいち映像化したら、テンポが悪くなりすぎるし、シミュレートから現実のつなぎも難しい。
心理描写を映画的にわかりやすく、脳内の役割を擬人化して「脳内会議」って視点で、見事に再現している。
原作はマンガらしいが未読。
試行錯誤の過程を、マンガ的に一番わかりやすく・・・って部分で生まれた作品なんだろうな。
創作畑の人間は、割とこういう経験あるんじゃないかな。
複数の自分による、自問自答。
自分の生み出したキャラクターたちが会話をする如く脳内で巡らされる自問自答。
明朗なキャラが前進を促し、慎重なキャラがブレーキをかける。
見落としはないか、考えられる限りの未来予測を展開して、脳内会議で出たベストな選択肢に進む。
紛糾する会議の末に辿り着いた、無敵の結論。
・・・のはずが、実際口に出してみると、思っても無い展開に・・・。
特に色恋方面は激しく・・・ずれ込んで、パニックは会議が間に合わず・・・ねぇ。
こんな説明すでは、ピンとこないかな。
・・・で、日本では7月に公開されるディズニー映画
『インサイド・ヘッド』
・・・と、テーマがもろかぶりなんだけど・・・
こちらは、子供の脳内。
うーん・・・脳内会議が充実するのは大人の領域だと思うな。
ポイズンベリーのイチコは、アラサー女子だし。
人生経験が、暴走しないブレーキの役割があるわけで、会議の余地がある。
子供脳には子供脳の良さがあるのかもしれないけれど、もし二択だとしたら「ポイズンベリー」を推すな。
・・・
ここ数年、干支映画というのに拘っている。
去年は、午年で競馬系の映画を観て、它年は、「スネークフライト」。
今年「未年」は・・・ネガティブ係の役者さんが吉田羊ってことで・・・
2015年ひつじ映画鑑賞も達成!
0 件のコメント:
コメントを投稿