2016年1月12日火曜日

めぞん一刻

めぞん一刻

★☆☆☆☆
2016年01月04日 鑑賞
DVD

1986 日本
97

監督
澤井信一郎
脚本
 田中陽造
音楽
 久石譲
キャスト
 石黒賢 石原真理子アンジェラ 伊武雅刀 藤田弓子 宮崎美子 
映倫
 
おっぱい
 なし。
 朱美さんのネグリジェはある。
ゲーム
 なし。

【一刻】
 去年、新年一発目に観た映画(DVD)が「ストリートファイター暗殺拳」実写。
 オトトシ、新年一発目に観た映画(DVD)が「ゴルゴ13」実写版。
 ソノマエ、新年一発目に観た映画(DVD)が「まぼろしパンティVSへんちんポコイダー」実写版。
 サラニマエ、新年一発目に観た映画(DVD)が「魁!!男塾」実写版。
 今年もその路線を引き継ごうと・・・昨年に仕入れておいたDVD。
 昨年末、法廷映画シリーズを見もていたので、その流れで行けば「逆転裁判」を観るべきなんてだけれど、劇場で観ちゃっていて、DVDが安く手に入っていないのよね。
 ゲームや漫画の実写版路線。

 若き未亡人管理人と、浪人生の恋物語。

 基本原作通りの流れ。 
 原作を知っていることが前提で大胆に端折った流れ。
 この映画の中で、五代君が管理人さんに惚れることはあっても、管理人さんが五代君に惚れる要素が無い気もするんだよね。
 もともと学校の先生レベルでしっかりした大人の男性がタイプなはずじゃない、響子さん。
 ・・・で、物語を端折って稼いだ時間で何を入れたかというと、コミカルなミュージカルシーン。
 もうね、漫画原作だから、あからさまに面白シーンをいれようというね、わたしが一番嫌いな展開。

 伏線が張り巡らされているようで、張り巡らされていない感じのオリジナルストーリーが軸に差し込まれて、何とか雰囲気を整えようという構えが感じられなくもない気がする気配も無いことも無い。
 や。まぁね、原作全巻持ってて読破もしているけれど、昔のことで、忘れてしまっている空気もあるかもしれないけれど…。
 犯す犯さない、姦りまくった・・・などといった表現が出てくる作品でもなかったと思うんだけどな。
 時代的なものかもしれないけれど。
 ・・・
 一刻館のメンバー+「男」と「女」の物語。
 三鷹さんは出てこない。八神も出てこない。
 七尾こずえとのなれ初めは描かれる。
 物語に、恋愛さや当て戦はメインになっていない。
  
 どこが良かったかというと。
 四谷さん。
 伊武雅刀の四谷さんは、そのまんま。
 むしろ、伊武雅刀の役がコミカライズされてマンガになったようなレベル。
 あの、飄々としつつも、まじめ風でもあり、何とも言えない空気感を完璧に再現していた。
 これだけで、この映画観る価値あり。
 藤田弓子の一ノ瀬さんも、イメージ通り。
 日の丸センスを振り回して踊るマンガ的シーンは、普通観るに堪えない学芸会になっちゃいがちなんだけど、普通に宴会でのハッチャケおばちゃんを好演。
 ものすごく難しいと思うのよね、マンガならではのこの二人を、実写でそのまま演じるのは。
 この二人の完璧さで、この映画は、○。
 ・・・
 朱美さんは、宮崎美子なんだけど・・・この人は・・・現在の方がカワイイと思うな。
 今の君の方が、ピカピカに光っている感じ。
 まぁ朱美さんは可愛い系キャラではないけれど。
 
 音楽は、久石譲。
 主題歌は、何故か「陽だまり」でも「悲しみよこんにちは」でも「シ・ネ・マ」でもなく、「アローン・アゲイン」なんだけど・・・。
 今調べてみたら、逆輸入的にアニメ版の方が実写にそろえて、「アローン・アゲイン」主題歌に採用した回があるとか。
 ・・・っていうか、未亡人の映画の主題歌に「孤独ふたたび」って・・・。

 感想を一言でまとめると・・・
 「一刻館的人格」という言葉にすべてを背負わせた物語。

 特典は、「好きじゃ!響子さん」と題した、石原真理子視点のメイキング。

 高橋留美子も出演。

 今年から、自分なりの映画感想テンプレートを主張してみようかと考えた。
☆三つ以上の良かった点☆
・四谷さんのすべて
・原作を読んでいることが前提の話運び・・・極端に原作から外していない。
・「めぞん一刻」の実写映画観たことあるよ!って話題を振れるようになった。

☆猿山式キャッチコピー☆

 一刻館の住民と、そこに関わる人たちの、ある日常の物語。

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