やさしかった君 いまは いない
攻略本の話題。
ゲームの攻略本については、いろいろ意見があることでしょう。
答えを見ながらゲームをして面白いのか?とかね。
まぁファミコン時代の攻略本には、そんなものも多くありました。
テキスト系アドベンチャーで、「エンディングまでの最短ルート」なんてものを売りにするようなものとか。
確かにね、そんな本を見ながらゲームしても、ゲーム本来の楽しさからは離れるばかり。
・・・でも、今はそんな本ほとんどないんだな。
逆に、エンディングまでサポートしていないぐらいのモノがあるぐらい。
よく言えば、プレイヤーに楽しさを残すつくり。
悪く言えば、作り手に都合の悪い情報は伏せるつくり。
実際、ゲームの容量が増えて、要素が莫大になって・・・ゲームケースに収まる程度の厚さの取扱説明書に、ゲームのすべてを記すことが困難になっている。
ゲームの中でのサポートを厚くするのも勿論なんだけれど…。
別売りの説明書ぐらいの立ち位置での攻略本というモノの見方もある。
ゲーム開発費は莫大だからね、攻略本でも回収したいという感じも。
だから、攻略本は、バカみたいに高いんだよね。
普通にプレイして普通に辿り着いたエンディングが、バッドエンディングことに気付かなかったことが過去に何度かあり。
ゲームして、ちゃんとしたエンディング観られないのも勿体ない。
ということで、わたしは攻略本はなるべく買うようにしている。
・・・・・・
で
このゲームである。
独特過ぎる、斬新すぎるゲームシステムのこのゲーム。
攻略本が必須のように思えたわけさ。
システムを解析して、どのタイミングでどの言葉を投げると、どう判定される。
作られ方がわかれば、遊び方もわかる。
言葉を知らずに会話ができないが如し。
・・・
買ったのです、攻略本。
・・・
「作り手に都合の悪い情報は伏せるつくり」
このゲームは、純粋に会話を楽しんでもらいゲーム。
用意されたエンディングは、その結果に過ぎない。
ゲームに目的なんてない、ただただ女の子との時間を楽しんでください。
・・・そんな、テーマがあるのでしょう。
システム解析なんてまるでなし。
攻略本の書き手も困ったことでしょう。
セーブやロード、音量調節までページを割いて、細かに解説していた。
これはこれで、ある意味面白いんだけど、ゲームの攻略には微塵も役に立たなかった本でした。
画面右上に日付がある。
10月9日のシーンからスタート。
まずは、情報収集で明日の関東の天気をチェック。
天気チェックは、毎日行えるんだけど、結果がヒットするのは、カホたちの学校でイベントがある日の前日のみ。
エージェントウサギも、どうせ用があるのは女絡みだろ・・・ってことが解っているのかもしれない。
10月10日の臨海区の天気予報は一日晴れ。
そして、この日何のイベントがあるかというと…体育祭。
10月10日に体育祭。
ゲームの舞台は推定2014年。
まさか、体育の日が10月10じゃなくなるなんて、予想できなかったのでしょうね。
まずは、ユカさんへ電話。
「いまカホと電話中でさ、悪いけど後にしてくれる?」
ということだったので・・・カホさんにかけてみることに。
「明日の体育祭はあつい一日になりそうだぜ!」
これは・・・カホさんが、ユカさんとの会話よりわたしとの会話を優先してくれたのか・・・。
ユカさんが会話していた相手が、別カホさんだったのか。
別カホ・・・南か、かすみか・・・ちょっと気になるところ。
ちなみに、この日10月9日はカホさんの誕生日。
・・・でも、お祝いの言葉贈るボールが流れてこなくて・・・祝えない。
女の子の誕生日に電話をかけて、お祝いが出来ない恋愛ゲームって…。
後に、知ったんだけれど…。
この会話をいったん終了してから、もう一度電話をかけ直すと、お祝いの言葉を言えたらしい。
・・・いやさ、そんな仕様は普通にプレイしていてわからないじゃん?
そして、そういう要素を知っておきたいがゆえに攻略本買ったわけじゃん。
かなり、イラッときた瞬間でした。
運動会の翌日。
この日は振替休日らしい。
いつも夜にかけてばかりなので、たまには昼間から電話をしてみよう。
まぁ朝一からかけるのもアレなので、休日目を覚ます頃であろう11時ごろを狙ってみる。
「カホはただいま外出中でーす」
留守番電話の対応。
まだ寝ているのかな。
時間を置いて何度かかけてみる。
12時。
「外出中でーす」
13時。
「外出中でーす」
元気娘のカホちゃんだから、朝から遊びに行っちゃっているのかもしれないね。
15時。
「外出中でーす」
これは間違いないかな。
せっかく昼間から会話してみたかったのにな。
まぁ仕方ない。
18時。
「外出中でーす」
目いっぱい遊ぶ娘だな。
カホちゃんらしいか。
結局つながったのはいつも通りの20時。
まぁゲームシステム的に言っても、20時の会話を楽しんでねって事なんだろうけどね。
今日はカホちゃん、一日なにをしていたのかな?
←この黒地に白抜き画面は、演出としてわたしが作った画面でゲーム画面ではありません。
・・・カホちゃん、一日暇していて、家で暇つぶしをしていたらしい。
このヴィジュアルホンのゲーム機能を使って遊んでいたそうだ。
・・・って事は、わたしからの電話は、居留守で無視していたって事よね?
おしゃべり好きな娘が普通の電話を無視するとも思えないので、ナンバーディスプレイ的なもので、わたしの電話と認識したうえで出なかったという事よね。
そこまでわたしが嫌いなら、この20時の電話もでなければいいのに。
普通に心が痛い。
これが、製作者がプレイヤーに楽しんでほしい会話シミュレーションの部分なのか。
ちなみに、体育祭は雨だったんだけれど、人工照明完備の屋内運動場で問題なく執り行われたらしい。
天気予報は完全に外れたようだけれど、全天候型の学校だから、天気予報見る意味も全くない。
まぁ見ようが見まいが、こちらから話題を振ることもできないんだけれどね。
・・・後日、いつの間にかビデオレターが届いたいたようだ。
ユカさん渾身の編集。
体育祭動画・・・編集に時間がかかってこのタイミングらしい。
まぁ動画編集を実際にやっている身として、まぁ時間がかかるのはよくわかる。
この動画、ユカさんが開発した自動撮影マシン「おもいでくん」が、自動的にユカさんたちの周りを飛び回り撮影したモノ・・・という設定。
それをユカさんが編集した感じ。
ユカさんたち以外のお友達もしっかり撮影。
女子校なので女の子ばかり。
動画撮影のはずなのに、静止画が多いのが気になるところなんだけど、まぁこれは・・・おもいでくんの性能というより、プレイステーションの性能とゲーム制作の予算の都合な気がしなくもない。
脳内変換で動いている画と思うのが正解なのかな。
ようやく画面が動いたと思ったら、お弁当のシーン。
お弁当のふたを開けるシーンが、お弁当の中からの視点で収録されている。
・・・これって、エミさんが作ったお弁当箱の中に、おもいでくんが入り込んでいたって事になるように思うんだけど…。
画面は変わって、メインイベントのリレーのシーン。
スタート直後、ユカさんがこけちゃったシーン。
・・・ユカさん自身で編集しているので、こんな自分の不名誉なシーンはカットしちゃうって選択肢もあったと思うのだが・・・。
ディレクター魂を優先した誠実な編集を施したのでしょう。
こけちゃったことも、いい思い出。
そして、元陸上部と現役陸上部のアンカー対決。
前傾姿勢で、グーで走る、陸上部としてはあり得ないフォームの対決は如何に!
出鱈目な描写に笑ってしまったわたしは、元陸上部。
前傾姿勢で走るのはスタート直後のみ。
その後は、一歩をできるだけ大きく取れるように、あたまを一番高い位置に持ってきます。
手を握ってしまうと、肩に力が入って腕が上手に振れなくなるために、パーで走ります。
・・・あと、動画では陸上部はあまりアンカーやらせてもらえない愚痴なんかもぼやいています。
そんな愚痴込みの動画はこちら。
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