2015年9月21日月曜日

空気人形

空気人形

★★☆☆☆
2015年09月11日 鑑賞
DVD

2009 日本 
アスミック・エース
116分

監督
 是枝裕和
脚本
是枝裕和
キャスト
 ペ・ドゥナ 奈良木未羽 オダギリジョー
映倫
R15+  
おっぱい
 逆に意外にあり。まぁR15+だし。
ゲーム
 無かったと思う。

私は「心」を持ってしまいました。
持ってはいけない「心」を持ってしまいました。

あなたの息で、私の カラダを 満たして…

【人形】
 心が空っぽな人間と、心しかない空気人形。

 前回観た「ギャルアバター」から、人形ものつながりで鑑賞した一本。
 「空気人形」・・・タイトルが割と露骨だから、捻って何かの比喩的なモノで来るのかなとは思っていた。
 主演も、AV系の女優さんじゃなくて、韓国の有名な女優さんだしね。
 ・・・そのまんまズバリな、「空気人形」空気を入れて膨らませるラブドール(ダッチワイフ)の物語でした。

 ダッチワイフに心が宿る物語。
 エロマンガや、AVなどではよくある設定。
 原作があるようだけど、未読。
 アマゾンで検索してみると、原作は短編集ということで、映画といろいろ異なる点はある感じ。
 短編集各々の作品の「肝」の部分を抽出し再構成した形なのでしょう。

 映画の紹介はしたいけど、ネタバレはしたくない。
 ・・・そう考えると、なかなか難しい。

 心を宿した人形が、「人間」を学びながら生きてゆく映画。
 心を宿したから、恋をして。
 心を宿したから、嘘を吐く。
 この手の話では、自分に過度な愛情を注ぐ持ち主に恋をして・・・心を宿すパターンが多いかと思うんだけど・・・。
 心を宿してから、恋をするから・・・。

 人によって感じ方が様々な映画だと思う。
 感動する部分、要らないと思う部分。

 短編を詰め込んだからか、テーマがちょこっとぶれている感じも無くも無い。

 AV系女優じゃなくて、有名な女優さんということで、そっち描写はどうなのよ・・・。
 この部分が、殿方紳士の皆さんは気になるところかとも思います。
 だいたいね、どんなお色気漂う映画もね、有名女優が主演すると、エッチシーンはあっても、肝心な部分は花瓶とかで隠れちゃっていたりするからね。
 胸もお尻も、しっかり登場します。
 昼間心を持って動き回りつつ、夜は性の相手をつとめるわけで。
 営みのシーンも、しばしば登場します。

 割と気に入った割に、★★☆☆☆なのは、わたしが気に入ったエピソードにとって、不要と思うシーンが多かったから・・・かなぁ。
 ただ、他の観方をする人によっては、必要なシーンなんだろうけどね。
 思い切って、映画版もオムニバス形式にしちゃえばよかったかもしれないのにな。

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