2016年4月3日日曜日

砂上の法廷


 砂上の法廷
THE WHOLE TRUTH

★☆☆☆☆
2016年3月29日 鑑賞
劇場映画 伏見ミリオン座

2016 アメリカ
94分
ギャガ

監督
コートニー・ハント
脚本
 ラファエル・ジャクソン
音楽
エフゲニー・ガルペリン             
サーシャ・ガルペリン
キャスト
 キアヌ・リーヴス ググ・ンバータ=ロー ガブリエル・バッソ 
映倫
 PG12

正義は、こんなにも脆いのか?

おっぱい
 たぶんあった。
ゲーム
 たぶんない。

【砂上】感想。
 法廷映画は割と好き。
 好きだから「法廷」なんて言葉があると、飛びついちゃう。
 なので遠征して、「リリ-のすべて」と立て続けに観た一本。
 パンフレットは売ってなかった。

 リリーほどじゃないけれど、やはりシニア層でぷちこみ。
 純粋に、春のミニシアター日和と言った理由かもしれない。
 まぁ、ミニシアター系は、基本すべてマイナー映画なわけで、大きな館のマイナー映画だと、客はぽつぽつしか居ないけれど、普通に普通の数いるモノなのかもしれない。
 でもミニシアターの普通の込み具合よりは多いぐらいな感じ。
 この館は、パンフレットを買ってからドリンクを買うとお得。

 原題は「真実」。
 なので映画のテーマは、「真実」か「無罪」か。
 なのでポスターのメインは目隠しして天秤を持つ像なのだろうね。
 弁護士は、「真実を追う者」「依頼人に応えるもの」どちらが正義なのか。
 まぁ法廷ものでは、普通に語られる、普通のテーマと思えちゃうんだけれど。

 絶対不利な青年の弁護を、青年の母に依頼された弁護士が主人公。
 罪を認めて、刑を軽くさせるのがベストなのだが、母の願いは息子の「無罪」。
 
 ・・・ではあるんだけれど・・・

 裁判モノではあるけれど・・・「法廷での嘘」というテーマもあるため、証言がメインで裏付けが殆んどなされないので、法廷劇としては・・・ごにょごにょ。
 ミステリーとしても、面白さを感じなかったなぁ。

 ネタバレを防ぎつつ、これ以上語るのも困難なので、別方向から。
 紹介記事や感想を追いかけると…。
 主人公を「真実を追求する正義の弁護士」とするものがあるが、既に書いた通りこの映画の主人公は、「真実」と「依頼人の利益」の天秤は後者を優先するタイプ。
 まぁそれ自体、間違いではないので、正義の弁護士ではあるだろうけれど。
 予告にネタバレがあるという感想も多いけれど・・・あるかなぁ。
 なんパターンかあって、ネタバレバージョンもあるのかもしれないけれど・・・。
 まぁ、「94分、あなたは騙され続ける」というキャッチコピーがあるから、そこからの連想でバレてしまう人もいたのかもしれない。
 ・・・個人的には、騙されるも何も・・・ごにょごにょ・・・。

 法廷ものが好きな人や、ミステリが好きな人は、避けるが吉。
 純粋な、キアヌ(とか他の演者)のファンに。

 外国の裁判モノに良く登場する陪審員制。
 大雑把に解説すると、陪審員という素人達が、裁判を見て判決を下す裁判。
 大胆に言えば、法律がどうであれ、真実がどうあれ、陪審員たちが納得すれば、それが判決。


 全く関係ないが、この映画で今年観た、映画(DVDなど含む)の時間がちょうど1000分!

☆三つ以上の良かった点☆
・陪審員系法廷劇
・証言のみに拘った配置。
・キアヌの弁護士

☆猿山式キャッチコピー☆

 真実に証拠なし。

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