2016年7月15日金曜日

女ヒエラルキー底辺少女

女ヒエラルキー底辺少女

★★☆☆☆
2016年6月3日 鑑賞
劇場映画 キネカ大森

2016 日本
109分
キャンター

監督
森岡利行
脚本
 角田ルミ
音楽
 野島健太郎
キャスト
 平嶋夏海 大迫可菜実 アキシブproject 

おっぱい
 限りなく際どいシーンはある。
ゲーム
 なし

【底辺】感想。
 都内でオフ会があり、午前中の集合で朝忙しい思いをするよりは・・・と、前乗りで大森に泊った。
 折角都内で一泊するんだから、面白い映画はないかなと検索してたどり着いた一本。
 タイトルに惹かれただけなんだけどね。

 劇場に付くと、本日はイベント付きなので一律2000円ですと言われる。
 慌てて、スマホで検索すると、今日は上映最終日で舞台挨拶があるらしい。
 なんかいい時に来ちゃった。

 映画は、高等学校の女の世界。
 かわいい女の子の集団は、独自の世界を構築しているじゃない。
 その集団に、無理に入っている女の子の鬱憤な話。
 友達と一緒に高校生デビューし、そのお友達は上手に人脈を渡り、かわいい女子校生に溶け込んで行った一方、巧く波に乗れない主人公は、「女子高生」の輪に溶け込めないまま、片隅にかじりついている感じ。
 一応社長令嬢なわけで、ブイブイ行ける要素もあるのに、よっぽどノリそこねたんだろうね。
 友達が、巧く立ち回れているんだもん、わたしだった行けるはず!というプライド的なものなのかしら。
 そんな感じで、巧く仲間に入れない立ち位置のままずるずる生活する女の子を、どす黒い妄想映像と絡めて展開する。
 半端な救いは与えない、救いようのない映画。

 映画が終了して、舞台あいさつ。
 メインな舞台挨拶は、初日辺りにしたらしい。
 最終日は、劇中に登場するアイドルグループのイベント的な側面が強い。
 なので会場の客席は、映画ファンとそのアイドル目当てのファンとまじりあった感じ。
 トークあり、ゲームあり。
 チケットの半券を利用した座席くじ引きとかあり、どこのポケットにしまったか焦って探しているうちにはずれた。
 この座席ビンゴ(?)大会では、アイドルファンではなく映画ファンの方が当選しちゃったようで、好きなメンバーのチェキが貰える権の行使が「左から三番目の娘」というような指名だったり。
 最後に、映画のチラシにメンバーのサインが貰えるという事で、プチサイン会も開催。
 地下アイドルとファンの距離が云々あるけれど、ほんと近いね。
 タメ口で会話を交わすファンとアイドルの会話というのも面白い。
 や。わたし以前劇団に居たのでね、演劇界もかなりこんな感じではあるんだけどね。
 観客と劇団員は大抵友達で、「あ、来てくれたんだーありがとー」みたいな。
 ・・・なんてのを延々観察できたのは、二つある出入り口のすいてる方から出たら、進路上にサイン会会場が詰まってて、サイン会がはけるまで身動き取れなかったんだよね。
 なので、サイン会、最後の一人の座ゲット。
 や。わたしもアイドルさんの誰が誰やらわからなかったけど、最後の一人なので、全員フリーでこちらをみているわけで・・・。
 迷っている時に、たまたま一番近くにいて目のあったお嬢さんに、「お願いします」といってサインをいただきました。
 「あぶちゃん」という方らしい・・・アイドルのサインって愛称を書くのか。
 アイドルにサインをもらったのは初めてかもしれない。
 「応援してくださいね!」と言われて「はい」と会釈して帰ってきちゃったけど、大人として「頑張ってください」ぐらい言うべきだったかもしれない。

 ・・・ただ・・・困った。
 イベントあるなんて知らなかったから、荷物全部宿において、手ぶらで来ちゃったんだよね。
 これからご飯食べて帰る予定なのに、むき出しで歩いていたらくちゃくちゃになっちゃう・・・。
 この映画館、西友の最上階にあったので、帰りながら文具コーナーでクリアファイルを買って、急場をしのぐ。

 珍しい体験ができた、大森の夜でした。
 
☆三つ以上の良かった点☆
・舞台挨拶&サイン会&左から三番目の人。
・妄想。
・救いようのなさ。

☆猿山式キャッチコピー☆
 敢えて身を置く女の世界。


 ・・・いつものように、最後列に陣取る。
 隣に車いす席、その隅に隅っこ席。
 鑑賞中、その辺りからイビキが聞こえてくる。
 車いすでわざわざ鑑賞に来て寝まい。
 すると、端っこ席の人が寝ていたのか。
 舞台あいさつでMCの人が漏らしていた。
 隅っこに監督が来ているのは内緒だと。
 まぁね、編集で幾度となく飽きるほど観ているのもわからんでもないのだどもね。


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