月初め恒例てぬぃっき。
読書メーター編。
4月。
そうか、旅に行ったな。
四国方面に遠征旅を敢行し、駅メモイベント絡みで、プチ旅も重ねた割に8冊と、普通の月並みなのはなぜだろう。
なんか登録し忘れている本もあるかな。
ないはずだけど。
2017年4月の読書メーター
読んだ本の数:8冊
読んだページ数:2709ページ
ナイス数:42ナイス
https://bookmeter.com/users/682213/summary/monthly
■Nのために (双葉文庫)
四国へ旅行に行くにあたって、四国が舞台の小説を検索してヒット。
旅行中に読了したけれど、そんなに四国な話でもなかった。
ドラマのロケ地がリアル四国だったのかな?というわけで、ドラマも観ていない。
冒頭から死体が登場し、警察への事情聴取描写から始まる。
犯人は逮捕され服役し、十年後出所してきて本編が始まる。
逮捕されるぐらいの供述で明かされなかった、事柄の真の姿が露わになってゆく流れ。
タイトルから受けた印象から違った方向に進んだ気もする。
でも、この作品ならこのタイトルしかないかな。
読了日:04月03日 著者:湊 かなえ
https://bookmeter.com/books/8209807
■麺’sミステリー倶楽部 (光文社文庫)
香川旅行に持っていく本を探していて「うどん」の「ミステリ」なんてバカな検索をしてみたらヒットしちゃった一冊。
トリックの肝の麺の関わり方にバラツキもあるけれど、一本芯の通ったアルデンテなミステリ。
や。パスタ物はなかったかな。
麺ズだけれども、探偵役が男性と限らないのは少し残念。
ただ、キーワードが「麺」で「ミステリ」なので、様々なジャンルがチャンポンされ、苦手なジャンルが混ざる事もあるかも。
ミステリっぽくないものもあるし。
あとは、アーメンとイケメンが揃えば完璧だったかしら。
几帳面。
読了日:04月05日 著者:
https://bookmeter.com/books/5524866
■ゲーム脳な召喚師 ~育成チートで天下無双~ (GA文庫)
ゲーム廃人がゲーム(の様な)異界に転生して活躍する話。
前世での徹底したストイックなシステム解析を異界での活躍に応用し、システムの隙間を突く安地的な行動で、窮地を切り抜けて行く的な内容をイメージしていたけれど、外れた。
たまたまゲームバランスを崩すほどのレア要素が与えられ、そのレアスキルに頼り切って活躍するだけの話だった。
折角の主人公のゲームの超絶やりこみストな設定が、勿体ない。
純粋に、ファンタジーもの、ゲーム世界ものと解釈しても、新しい所は無いように思った。
アニメイト特典でオマケ小説。
読了日:04月13日 著者:フジヤマ
https://bookmeter.com/books/11272291
■浜村渚の計算ノート 6さつめ パピルスよ、永遠に (講談社文庫)
出てすぐ買ったけど、面白いのが分かっているから読むの後回しにしていたら次が出ちゃったので慌てて読んだ「6さつめ」。
数学不要論がまかり通ってしまった日本が舞台。
数学の復権を強行するテロリストとの対立を描く、絵本のような設定の一般文芸。
数学絡みの犯罪に対し、数学力の極端に低い一般日本人はなすすべがなく、数学大好き中学生女子に頼る。
テロの現場に慣れすぎて、緊張感のない主人公が、今後酷いことになりそうなのが心配だけれど、とぼけたまままとまる気もしなくもない。
読了日:04月13日 著者:青柳 碧人
https://bookmeter.com/books/9797607
■浜村渚の計算ノート 7さつめ 悪魔とポタージュスープ (講談社文庫)
7巻目なので基本設定解説は省略。
数学不要論がまかり通った世界での数学好きのミステリ。
ただ、この本から読んでも話を物語的には理解はできるとは思う。
数学とミステリは相性が良く、数学絡みの作品は数あるけれど、その中でも極点に数学寄りに沿った数学系ミステリ。
ただ、「ミステリ」部分が少し乱暴になってきている気はしなくもない。
敵役組織の過去話とか物語的には、大きく前進し面白い部分なんだろうけれど、個人的には、そういうまじめな部分は置いておいて、ヘンテコ数学怪人対数学少女の対決を読んでいたい。
読了日:04月13日 著者:青柳 碧人
https://bookmeter.com/books/11491645
■JC科学捜査官 雛菊こまりと "ひとりかくれんぼ"殺人事件 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)
「浜村渚の計算ノート」から女子中学生ミステリコンボで手に取った一冊。
中学生に調査させるのでアメリカ国籍で飛び級で大学を出たFBIの研修生という設定に。
設定を中学生にする必要性がまるでないのがどうも…。
ゲーマー捜査官も比喩に弾幕とか言っているだけで、ゲームテクを活かしていないのは残念。
生きていない設定が多いのはミステリとしてごにょごにょ。
オカルトとしか思えない状況下で起きた殺人事件を徹底した科学捜査が解明する系。
あとがきがないので、素人には本当と演出の境が分からないけど。
長編。
読了日:04月19日 著者:上甲 宣之
https://bookmeter.com/books/8058913
■JC科学捜査官 雛菊こまりと“くねくね”殺人事件 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)
前作と違い短編。
都市伝説的怪談の様な事件を徹底的な科学捜査で解明する系。
この作風の場合、短編の方がしっくりくる。
ただやっぱり中学生の設定が生きていないのよね。
性風俗店の捜査を年齢制限で入れなかったりするとか、なんかあってもよかったと思うのよね。
頭がよくて立派に大人並みの仕事をこなしても、性的な年齢制限は別会計だしね。
オカルトを真っ向否定せず、真摯に向き合ったうえで、徹底した科学捜査で、真相に迫る文法は、ミステリどまんなかな楽しさがある。
全設定がズバッと収まった続編希望!
読了日:04月19日 著者:上甲 宣之
https://bookmeter.com/books/9747296
■インサート・コイン(ズ) (光文社文庫)
アマゾンにおすすめされ、ゲーム物なんだろうな位の感覚で購入。
ゲームライターを主人公に日常の謎なミステリで割とストライク。
まぁゲームネタといっても、かなり苦し紛れの関連しかないのが残念なところだけれど、実在ゲームが実名で語られるのは貴重。
彼らの語るゲーム分析には、同じゲーマーとして、異を唱えたくなる部分も割と多いけれど、一つの意見としてこういう作品が世に出ていることそのものを嬉しく思う。
一押しは「残響ばよえ~ん」いい。
最終章にドラクエ3のネタバレがあるので買うときは注意。
読了日:04月25日 著者:詠坂 雄二
https://bookmeter.com/books/11199397
▼読書メーター
https://bookmeter.com/
四国が舞台モノ検索1&香川→うどん発想の一冊。
女子中学生ものミステリを4冊連続。
その前後でゲーム物1+1の8冊。
縛り読書の極みね。
比較的新しめの渚ちゃんで、ナイスを少々いただけた感じ。
電車旅でもな。
駅メモポチポチに気を取られると、なかなか捗らないのも実際。
あとは、漫画が多いのも原因の一つかな。
ゲームはA列車消化しているので、ほかに取り組めていないので時間かかってない。
基本放置ゲームだしね。
やっぱり、こういうテーマ縛りな読み方が好きなのよね。
今現在、4月から引っ張った「ゲーム」縛り続行中で。
来月のテーマも決まっている感じなんだけれどね。
ここの「まとめ」で、タイトルのレヴューがだーっと流れると、テーマ縛りの意図がズバッと見て取れて、気持ちいいんだけれど・・・。
だからと言って、誰も褒めてくれない読み方と、新作メインで読了すると、割と「ナイス」もらえる日和系と比べちゃうと・・・。
日和に揺らぐ気持ちもなくはないけれど、自己満足を優先してこその、趣味人かしら。
・・・ってか、自己満足優先じゃなければ、1年で再生回数一桁な動画チャンネルを何年も続けてないのよね。
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