【あなゆき】幻の城
この企画を日記に書いていなかった。
2015年新企画『穴の字の付く土地へ行き』略して『あなゆき』。
コンセプトは『お尻鍛冶リム氏』と同じで、『穴』の字の付く土地へ赴き、その周辺のマイナースポットを発見する散歩旅。
小さな発見。
1月に収録・・・なので、動画中「今年もよろしくお願いします」なんて言っているけど、アップするのも忘れてて4月公開という哀しい企画。
でも、企画そのものはお気に入りで、すでに数か所撮影を終えていたりする。
第1回目は、小田原市の『穴部新田』+『穴部』。
本当は2月の旅行先でも散歩を考えていて、旅行先で新企画ってのもアレなので、クッション的な意味で、でっち上げた企画。
一応ね、小さな名所は現地で発見できればそれに越したことはないんだけど、そうそう面白いものが発見できるとは限らない。
発見できたとしても、発見できた物に対して適切なコメントが出来なければ、勿体ない。
なので軽く下調べはしてます。
まず、基本ということで、地名の由来を調べてみる。
ネットで、検索に検索を重ねたところ・・・。
小田原の地名の『穴部』の由来はヒットしなかった。
・・・が、この近くの『多古』という地名の由来がヒットして・・・更に、ここに歴史から抹消された城があるという記述を発見して・・・「これだ!」って事になり、今回の散歩のテーマは『幻の城』に決定。
ちなみに、「多古」の由来は、「田子」・・・まぁ田んぼで働く人から転じたものとか。
大雄山線の「あなべ」駅から、多古城址の最寄駅「五百羅漢」駅まで電車で移動・・・という体裁をとっていますが、実は編集で・・・。
小田原から「五百羅漢」駅まで来て、いろいろあって『穴部新田』から『穴部』に移動するシーンを撮りました。
「いろいろ」な部分に事情があって、こうした方が分かりやすいかな・・・と。
アドリブで、構成考えながらしゃべって撮るってのも楽しいものです。
地図を見ると「あなべ」駅近くに、よさげな食堂があったので、寄ってみようかとも思っていたんだけど、どう検索しても何の情報も無い・・・実際行ってみると・・・どうも営業している気配はない。
・・・こんなこともあろうかと、家で食事を済ませてきたんだけどね。
五百羅漢駅
英語表記が「500 RAKAN STATION」と素敵なのですが、押さえていない。
駅の名所案内版・・・いわくありげに白く塗りつぶされた「多古城址」の文字!。
消された名所!無かったことにされた旧跡!
流石に、人のいるホームでブツブツ言いながらカメラを回すのが躊躇われたので、ここだけ編集ソフトのナレーション機能でセリフを足しています。
一応、自分でも大まかな場所はチェックしていたのですが、ここは現地の人にもっとわかりやすく説明してもらった方がいいだろう・・・と、駅員に聞いてみる。
「この駅から行ける『多古城址』に行きたいのですが・・・」
「ああ、そこなら・・・」
・・・・・・。
チェックしていたのとは、完全別方向を教えてくれたんだけど・・・?
わたしの散歩には、裏目的が隠されています。
1 神社の裏でエロ本発見
2 竹藪で2億円発見
3 廃墟で殺人事件発見
・・・神社の裏ではなかったけれど、この1番目を見つけたので時間を割いてしまった。
【坂下児童遊園地】
一人作戦会議。
成年雑誌の落ちていた所のすぐ近くで、この公園内にちゃんと神社がある。
【久野古墳】
教わった道を進む・・・と、多古城址ではなく、久野古墳に行きあたった。
折角なので取材する。
意図していないんだけど、わたしの散歩、古墳率高い気がするなぁ。
教わった道をさらに進む。
・・・今気づいたんだけど、駅の案内板で時間徒歩5分だったよね。
5分どころじゃないんだけどな。
道路工事で道を封鎖している人にも聞き込みをしてみた。
この地に永く住んでいるけど、そんな城知らない。
・・・ただ、このレベルの城址になると、地元の人も知らないということはよくあることなので、この人が知らないだけということもあるかもしれないけど。
・・・でも、行けばわかるところにある城址を、この道を工事している人が知らないって事は・・・。
・・・・・・で、結局ずっと行けばわかるはずの道は、本格的な工事にぶち当たったので、この山における多古城探索は終了と相成りました。
まぁ、フォローすると、五百羅漢駅の観光スポットは主に二カ所あって、五百羅漢像のあるお寺か、久野古墳なわけね。
パッと聞いて、お寺じゃないスポットだから、消去法で咄嗟に久野古墳の場所を教えてしまった・・・と、そんなところなのでしょう。
【上多古公園】
住宅地の公園。
手作り感漂う遊具に、タイル張りの神社。
神社めぐりが好きで全国色々回っていますが、このスタイルの社殿ははじめて見た気がします。
ここから、折角なのでアドリブでもういくつか、面白スポットを発見しようと・・・。
歩き回るのですが…。
下手に地元なだけに、半端にある基礎知識にも邪魔されて・・・。
大した場所も発見できずに、まるまるカットしました。
・・・だから、下調べが大事なのですね。
【白山神社】
白山中学校の隣に鎮座する神社。
ネットでたどり着いた、城址があったかもしれないポイント。
ただね、歴史的に突き詰めると、多古城という城があったという明確な証拠がなく、無かったかもしれない城って事で、名所案内から消えてしまったらしい。
まぁ、だから、久野古墳のあたりに城址があったかもしれないと言えば、無かったかもしれないとも言い切れない訳かな。
まぁ行けばわかるようになっていなかった時点で、駅員の証言は誤りなんだけどね。
取り敢えず、目的は達成できたんだけど…。
【玉宝寺】
そういえば、ネット情報でもう一つ候補があったな・・・と、思いだし、行ってみることに。
ただ、案内板とかは一切ないという情報だったので、期待はしていなかったのだけど・・・。
・・・
お寺は苦手なので、中には入りませんでした。
まぁ取り敢えず、ミッションコンプリート。
満足して、足柄駅から小田急線で小田原へ帰りました。
・・・・・・
今見なおしてみると、ここでBGM新曲いくつか使っているなぁ。
2015年ように新たに用意した曲なんだろうけど・・・タイトル・・・っていうか、曲作ったことすら忘れて、この動画にしか使っていない気がするな。
勿体ないから、探して今度使ってみよう・・・。
・・・・・・
「穴部」の地名の由来は解らなかったんだけど・・・。
すいりすいそくあてずっぽう。
この辺りには「荻窪」「北ノ窪」など「窪」の字の地名がいくつか見つかる。
「窪」であり、「窪地」であり、「穴」なわけで。
+久野の古墳。
古墳って言えば「穴」・・・よって、この辺り久野古墳にとどまらず、もっと大規模の古墳群だったのかなぁ・・・と。
クボを窪地と解釈するならば、久野くの・・・も、その派生とも考えられちゃったり。
・・・
あ、推理推測とか言って、何の根拠も無いし。
窪・久保・・・クボという音には、水源の意味もあるらしいし、久野古墳のすぐ隣に水道施設もあったぐらいだから、そのまんま水源の地の可能性のが高いんだろうけどね。
妄想だから、トリビアっぽく語ったら、たぶん恥じかいちゃうから注意が必要です。
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