ゾンビ・ヘッズ 死にぞこないの青い春
DEADHEADS
★★★★★
2015年07月23日 鑑賞
DVD
2011 アメリカ
分
監督
ブレット・ピアース
ドルー・T・ピアース
脚本
ブレット・ピアース
ドルー・T・ピアース
キャスト
マイケル・マッキディ ロス・キッダー マーカス・テイラー
おっぱい
なし・・・男性器描写はある・・・ゾンビだからとれちゃってるけど。
ゲーム
要素無し・・・と、思っていたら・・・(後述)
【青春】
らーららーららーらぶぞんび らぶぞんび
らーららーららーらぶぞんび らぶ
俺はもう一度 この腕で 抱き締めるために
地獄から蘇ったぜ 何か文句があるかよ?
『猿山村ゾンビ祭り』まだまだ続くトゥルーロマンス。
気づいたら死んでいた青年が、生前渡し損ねた指輪を恋人に贈るために旅するロードムービー。
前回、スベッたゾンビコメディを観てしまったので、すべってなさそうなコメディを吟味した。
や、前観たのも鑑賞前は面白そうだったんだけどなぁ。
サブタイトル「死にぞこないの青い春」ってのは、どうだろ・・・言い当て微妙。
生前告白できなかった女性に、気持ちを伝える・・・なら青春かもしれないが、恋人に指輪を贈るのは、青春の次の段階な気がするんだけど、どうでしょう。
ラブコメディというなら、納得の表現だけどね。
ラブコメ=青春・・・って解釈なのかな。
主人公は意識を保った半ゾンビ。
完全ゾンビに囲まれ、パニックに陥っているところへ、半ゾンビが声をかけてくる。
徐々に記憶を取り戻す主人公…自分は恋人にプロポーズするつもりだった!
半ゾンビ同志意気投合した(?)相方と、かつての恋人に指輪を贈りに行く旅に出る。
ゾンビハンターたちに追われながらの旅。
ゾンビ映画だけど、主人公たちが半ゾンビなので、ゾンビは敵じゃない。
ゾンビはゾンビを襲わない・・・。
ゾンビハンターが敵・・・。
この構図は中々新しい。
面白かった映画なので、あまり内容を書きたくない。
ここまでで、ピンときたら、鑑賞おすすめ。
グロ描写が薄いとするレヴューがいくつかありますが…
そんなことも無い気がする。
お食事シーンも普通にあるし。
部位欠損も当然ある。
相手がゾンビだから、普通に車にはれられたり。
首チョンパも勿論ある。
グロが苦手な人が目を背けるシーンは多い・・・が、それを理由に観ないのはもったいないほど、普通に「いいシーン」も多い。
ゾンビヘッズ・・・ってタイトルから、生首ゾンビが語り明かすイメージを抱くと・・・そんな映画ではない。
そんなゾンビ映画もあっていいと思うんだけどね。
映画紹介記事に主人公は「オタク青年」と描写されているモノが多い(ジャケットの説明にも書いてある)が・・・。
作中一回「オタク顔」と評された程度でオタク設定を伺わせるシーンはない。
映画オタクやゾンビオタク・・・ゲーマーの知識やテクニックでなんチャラするなんてシーンも一切ない。
ゾンビコメディの主役は、不甲斐ないダメ男が相応しくて、それを一言で表せる言葉が「オタク」ってところかな。
・・・
ちなみにゲーム要素ないと思っていたんだけど・・・。
この日記を書く為に検索を重ねていたら・・・、劇中のセリフにモータルコンバットの決め台詞が含まれていたらしい。
アメリカゲームのツボは見落としていたや。
ゾンビのロードムービー。
ゾンビ映画なのに、うっかり感動できるいいシーンも豊富なこの作品は、結構好き。
ハートウォーミング・ゾンビ映画。
だから逆に、ゾンビにはホラーしか求めていない人や、ゾンビのコメディは根柢にパロディがあってこそ華・・・って人には向かないかもしれない。
や、パロディもそこここにあるんだけどね。
思えば、ゾンビ映画って大なり小なり他のゾンビ作品を引用するよね。
ジャンルが狭いって部分もあるのだろうけど。
あ、スリラーダンスもどきシーンあり。
・・・
あ、スリラーダンスもどきシーンあり。
・・・
わたしは、これが初遭遇だったと思うけど、このスタイルのゾンビ映画他にもいくつかあるらしい。
あーん、積みDVD消費も目的のゾンビ祭りなのに・・・こうして調べるうちに、どんどん欲しくなって、どんどん増えるよ。
ゾンビ算的に増えていくんだ。
筋肉少女帯の「トゥルーロマンス」が聴きたくなる一作。
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