2015年7月24日金曜日

ゾンビ・ヘッズ 死にぞこないの青い春


ゾンビ・ヘッズ 死にぞこないの青い春
DEADHEADS

★★★★★
2015年07月23日 鑑賞
DVD

2011 アメリカ

監督
 ブレット・ピアース
ドルー・T・ピアース
脚本
ブレット・ピアース
ドルー・T・ピアース
キャスト
 マイケル・マッキディ ロス・キッダー マーカス・テイラー 
おっぱい
 なし・・・男性器描写はある・・・ゾンビだからとれちゃってるけど。
ゲーム
 要素無し・・・と、思っていたら・・・(後述)

【青春】
 らーららーららーらぶぞんび らぶぞんび
 らーららーららーらぶぞんび らぶ

 俺はもう一度 この腕で 抱き締めるために
 地獄から蘇ったぜ 何か文句があるかよ?

 『猿山村ゾンビ祭り』まだまだ続くトゥルーロマンス。
 気づいたら死んでいた青年が、生前渡し損ねた指輪を恋人に贈るために旅するロードムービー。
 前回、スベッたゾンビコメディを観てしまったので、すべってなさそうなコメディを吟味した。
 や、前観たのも鑑賞前は面白そうだったんだけどなぁ。
 
 サブタイトル「死にぞこないの青い春」ってのは、どうだろ・・・言い当て微妙。
 生前告白できなかった女性に、気持ちを伝える・・・なら青春かもしれないが、恋人に指輪を贈るのは、青春の次の段階な気がするんだけど、どうでしょう。
 ラブコメディというなら、納得の表現だけどね。
 ラブコメ=青春・・・って解釈なのかな。

 主人公は意識を保った半ゾンビ。
 完全ゾンビに囲まれ、パニックに陥っているところへ、半ゾンビが声をかけてくる。
 徐々に記憶を取り戻す主人公…自分は恋人にプロポーズするつもりだった!
 半ゾンビ同志意気投合した(?)相方と、かつての恋人に指輪を贈りに行く旅に出る。
 ゾンビハンターたちに追われながらの旅。
 
 ゾンビ映画だけど、主人公たちが半ゾンビなので、ゾンビは敵じゃない。
 ゾンビはゾンビを襲わない・・・。
 ゾンビハンターが敵・・・。
 この構図は中々新しい。

 面白かった映画なので、あまり内容を書きたくない。
 ここまでで、ピンときたら、鑑賞おすすめ。

 グロ描写が薄いとするレヴューがいくつかありますが…
 そんなことも無い気がする。
 お食事シーンも普通にあるし。
 部位欠損も当然ある。
 相手がゾンビだから、普通に車にはれられたり。
 首チョンパも勿論ある。
 グロが苦手な人が目を背けるシーンは多い・・・が、それを理由に観ないのはもったいないほど、普通に「いいシーン」も多い。

 ゾンビヘッズ・・・ってタイトルから、生首ゾンビが語り明かすイメージを抱くと・・・そんな映画ではない。
 そんなゾンビ映画もあっていいと思うんだけどね。

 映画紹介記事に主人公は「オタク青年」と描写されているモノが多い(ジャケットの説明にも書いてある)が・・・。
 作中一回「オタク顔」と評された程度でオタク設定を伺わせるシーンはない。
 映画オタクやゾンビオタク・・・ゲーマーの知識やテクニックでなんチャラするなんてシーンも一切ない。
 ゾンビコメディの主役は、不甲斐ないダメ男が相応しくて、それを一言で表せる言葉が「オタク」ってところかな。
 ・・・
 ちなみにゲーム要素ないと思っていたんだけど・・・。
この日記を書く為に検索を重ねていたら・・・、劇中のセリフにモータルコンバットの決め台詞が含まれていたらしい。
アメリカゲームのツボは見落としていたや。

 ゾンビのロードムービー。
 ゾンビ映画なのに、うっかり感動できるいいシーンも豊富なこの作品は、結構好き。
 ハートウォーミング・ゾンビ映画。
 だから逆に、ゾンビにはホラーしか求めていない人や、ゾンビのコメディは根柢にパロディがあってこそ華・・・って人には向かないかもしれない。
 や、パロディもそこここにあるんだけどね。
 思えば、ゾンビ映画って大なり小なり他のゾンビ作品を引用するよね。
 ジャンルが狭いって部分もあるのだろうけど。
 あ、スリラーダンスもどきシーンあり。
 ・・・
 わたしは、これが初遭遇だったと思うけど、このスタイルのゾンビ映画他にもいくつかあるらしい。
 あーん、積みDVD消費も目的のゾンビ祭りなのに・・・こうして調べるうちに、どんどん欲しくなって、どんどん増えるよ。
 ゾンビ算的に増えていくんだ。

 筋肉少女帯の「トゥルーロマンス」が聴きたくなる一作。

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