チキン・オブ・ザ・デッド 悪魔の毒々バリューセット
POULTRYGEIST: NIGHT OF THE CHICKEN DEAD
★★★★★
2015年07月07日 鑑賞
DVD
2008 アメリカ
エデン
103分
監督
ロイド・カウフマン
脚本
ガブリエル・フリードマン
ダニエル・ボーヴァ
ロイド・カウフマン
キャスト
ジェイソン・ヤチャニン ケイト・グレアム ロイド・カウフマン
映倫
R18+
おっぱい
あり。
わりといっぱい。
ゲーム
要素無し。
【鶏肉】
猿山村ゾンビ祭り。
歌って踊るインドゾンビ映画の次は、唄って踊るアメリカンゾンビミュージカル。
先住民の墓地を更地にし、大手チキンバーガーチェーンが地元の反対を押し切って出店。
反対デモ隊と衝突しつつ店はオープン。
そこへ、墓地を荒らされた先住民の呪いと、殺され続ける鶏の怨念が乗っかり…。
ゾンビと、チキンモンスターが溢れ出す阿鼻叫喚。
・・・
この手のB級作品では、いい加減になりがちな基本設定だけど・・・これがまたしっかりしている。
芯がしっかりしているから、コメディとして多少ぶれたところで、一本貫くテーマが見て取ることが出来るのが素晴らしい。
虐げられたチキンの逆襲というテーマもあるので、人間が鶏肉をさばくように、チキンモンスターが人間を捌いていく。
生きたまま、手足をぶった切ったり。
生きたまま、フライヤーに押し込んだり。
生きたまま、肉をスライスさせたり。
残虐表現もモリモリ。
コメディホラーだけど、コメディだからと思って軽い気持ちで観ると、苦手な人は後悔することになるかもしれない。
・・・でも、コメディ。
なかなか、センスもよく、かゆいところに手の届く、いい感じコメディ。
読ませて裏切らない手法というのは、ホラーとコメディ共通しているテクニックなんだけど、それをいっぺんに成立させているのはなかなかお目にかかれない。
・・・
性的・スカトロジー的に下品に表現も多いので、万人に広くオススメは出来ないけど、そんなのかんけーねー人には、びびっと来るんじゃないかと。
風刺も宗教もてんこ盛り。
ちょっとやばいんじゃないかってレベルでてんこ盛り。
まぁ、★★★★★の評価はどうかとも思わなくも無いんだけど、勢いで。
あまり嫌いな要素の無い映画ってのも、あまりないので。
・・・で、DVDなので特典がある。
日本語吹き替えなし。
コメンタリーなし。
メイキングあり。
・・・メーキング・・・
まぁね、個人的に好きじゃないんだけど、特典として入っていると一通り見ることにしている。
好きじゃないっていうのは、どんな映画でも同じなんだよね。
監督が演者やスタッフを褒める「最高のスタッフが集まったので傑作間違いなし」。
演者も共演者やスタッフ・監督を讃える。
どれも同じだからいいよ・・・って思っちゃう・・・が。
このメーキングは違った・・・違ったけど・・・まぁ好きじゃない感想に違いはない。
監督がスタッフや演者をぼろくそに言う。
スタッフや演者もあちこちで、不満を蓄積させ爆発させている。
そんなぐちゃぐちゃな現場をメーキングカメラが追い続ける。
意図がよくわからない・・・。
や・・・恐ろしいほどリアルな現場風景ではあるけどね。
まぁアレだな、お互い褒め合うメーキングの映画の現場も、みんな肚ん中じゃこんななのかもしれないな。
まぁある意味、貴重なメーキング映像。
映画大好きで、将来映画業界で働きたいな・・・って人も、ちょっと二の足を踏むかもしれないレベルのメーキング。
ゾンビミュージカルって事で、この作品も甦る。
・・・メーキング的には、脚本に無い要らないシーンであり、押しまくっているスケジュールで撮る意味が解らないと悪評の高かったらしいシーン。
劇中に説明は無かった気がするけれど、あの人がよみがえって踊ったという設定もあるらしいシーン。
下の動画のサムネイルのシーン・・・スリラーっぽいダンスシーン。
やっぱ、ゾンビのダンスはこの動き抜きでは語れない。
月3本が目安であり、わたしのテーマコンボは3本ぐらいづつがパターンなんだけど…。
以前からの貯蓄とここのところ買い漁りまくったゾンビ映画DVDがまだまだあるので、まだまだ続くよ、ゾンビ祭り。
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