2017年2月1日水曜日

2017年1月の読書メーター ~自殺と経費とBL忍者~

 月初め恒例てぬぃっき。
 
 一月は忙しい月。
 忙しいから、疲れて散歩に出ない。
 散歩に出ないから、読書量も減る傾向。
 ぐったり家で読書じゃないの?って意見もあろうが、家でぐったりしているときはゲームを消費しないとね。
 外出先で消費できる読書は外出先で、家じゃないとできないゲームは家で。
 そんな住み分けなのです。

2017年1月の読書メーター
読んだ本の数:5冊
読んだページ数:1324ページ
ナイス数:27ナイス
http://bookmeter.com/u/682213/matome?invite_id=682213

■家庭用事件 (創元推理文庫)
市立シリーズ10年続いているのですね。 他の愛読者さん同様、一冊目が出た頃からのファンなので感慨深いものが。 短編集であり、一話一話しっかり完結しているので、この本だけ若しくはこの本から読むのも可能ではあるが、皆がわざわざ十年を強調したくなる程の仕掛けが仕込まれているので、シリーズをしっかり踏まえて読んだ方が、絶対楽しめるので既巻読破後に読まれることを強く推します。 日常の謎系。 可能性は他にもいくつかありそうではあるけれど、少ない情報から看破する探偵役の活躍は○。
読了日:1月3日 著者:似鳥鶏
http://bookmeter.com/cmt/61407205

■卯月の雪のレター・レター (創元推理文庫)
卯月に卯月の本を読もうとしていたけど、勘違いして1月に読了してしまった一冊。 一月は睦月だったね… 独立した五本が詰まった短編集。 少女から大人の女性あたりの主人公が、謎を含む困難に直面し、作品毎別の探偵役が解決する感じ。 青春小説に比重が有る感じはするけれど、しっかりミステリ。 名探偵が次々と解決する類いではない。 「青春ミステリ」「少女」なキーワードだけれど学園ミステリ系ではなく、大人の女性視点の話も。 恋愛小説要素も濃くない印象。 各々シリーズ化されたら楽しそうな短編集。
読了日:1月10日 著者:相沢沙呼
http://bookmeter.com/cmt/61573097

■あしたはれたら死のう (文春文庫)
 ご多分に漏れずタイトルに惹かれて購入。  自殺を試みた少女が救助される。  臨死の影響で、記憶を失い思考や人格まで変化してしまった。  「わたし」は何故死のうと思ったのか、ある意味究極の自分探しが始まる。  自殺はフラグを立てると成しやすいというのは、よくわかる。  不謹慎ユーモア作品とも解釈されそうなタイトルではあるが、そんまんまの重さを持った作品。  ミステリや、冒険小説のエッセンスも詰め込まれて、重いだけではなく、小説として愉しめる。  本編と関係ないが、巻末の広告に同じ本が何度も出てくるのは謎。
読了日:1月19日 著者:太田紫織
http://bookmeter.com/cmt/61773172

■少年×忍者 その恋、プライスレス (コバルト文庫)
 漠然と忍者物を探していてヒットした一冊。  あとがきまで来て実はシリーズものでこれが2冊目と知る。  まぁ道理で、あまり活きていない設定とかあったわけだ。  血筋のいい半人前の美少年上忍と、その従者の凄腕超絶美形な下忍のBL忍者ミッション。  BL描写は限りなくソフトではあるが。  周りの忍者に不運を見舞う自動発動の星(忍術ぐらいの解釈でいいかな)をめぐる物語。  ご都合展開を封じるアイテムではあるが…。  最後まで読んでも、少し疑問の残る感触がやや残念。  1巻も探して読んどきたいかな。
読了日:1月23日 著者:岡野麻里安
http://bookmeter.com/cmt/61856013

■これは経費で落ちません!  ~経理部の森若さん~ (集英社オレンジ文庫)
 タイトルでピンときて、前作「風呂ソムリエ」を経て読了。  シリーズではあるけれど、主人公もメインの舞台も違うので、続編というよりスピンアウト系かな。  フェアよりイーブンを優先する経理のお姉さんが、経理の仕事の範疇で謎をこなす物語。  今融通を利かすことで後のごたごたを回避できるなら、正義も崩す姿勢は、ミステリの王道からは大きく外れる気もするが、前作よりミステリ色はちょっぴり増えていて嬉しい。  ミステリ好き視線でいうと、恋愛要素はいらなかった気もするけど、そこがいいって人もいるのもわかる。
読了日:1月24日 著者:青木祐子
http://bookmeter.com/cmt/61896143


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 というわけで職場メインで読み進める一般文芸枠多めながら最近にしては少なめの5冊。
 27ナイスはいい成績な気がする。
 「これは経費で落ちません!」を褒めてもらえたのが多かったかな。
 割と当たりの多い月だった。
 「あしたはれたら死のう」は、年間でも印象に残っている手だろうぐらい。
 経理部の森若さんも面白かったし。
 そんな中に、燦然と輝くライト枠のBLが己の存在を主張している。
 まぁBLといっても、ごくごくごくライトな描写な部類。
 タイトルにナンバリングがなかったため、2巻から読んでしまったため、1巻も探して近々読んでみようかと。
 純粋に忍者アクションと解釈しても、なかなか面白い設定で、楽しそう。
 この2巻は、その忍者アクションが薄目だったので、1巻はモリモリそうかなと。

 2月は、鉄道旅行の予定も詰まっているので、冊数もぐんと増えそう。

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