2017年8月1日火曜日

2017年7月の読書メーター ~向日葵の咲く頃に~

 月初め恒例てぬぃっき。
 読書メーター編。

 初夏の風
 夏の日差しに
 咲く向日葵

 何も考えてない感、丸出しのうたね。
 7月のテーマは、先月を引き継いでの新しめの本たち+「ひまわり」。
 なんとなく、「ひまわり」キーワードで検索していたら、割と面白そうなのがたくさんヒットしたので、まとめて読んでみようと、春先辺りから意識して集めて積んで置いた本たちを消化しよう大作戦。
 ・・・が、意識して買ったけど、意識して積んで置かなかったので、いざ読んでみようと本棚へ行くと、大した量がない。
 買ったまま、どこかに置き忘れている部分もあるかもしれない。
 ・・・
 ミステリ好きで向日葵に反応するのは、やっぱり弁護士バッジからかな。
 ひまわり物は弁護士物ってこともないんだけどね。
 ただ、ちょい想定より読めるペースが進まず、後何冊か残っているので8月上旬も「ひまわり」継続で。
 本当は、このまとめ日記で、似た傾向の本をずらっと並べたいんだけどね。

2017年7月の読書メーター
読んだ本の数:6冊
読んだページ数:1741ページ
ナイス数:30ナイス

https://bookmeter.com/users/682213/summary/monthly
■西川麻子は地球儀を回す。 (文春文庫)
 地理大好きな女性が、その地理学を活かして殺人事件の謎を解くシリーズ。
 2冊目ではあるけれど、続き物ではないのでこの本だけでも楽しめる。短編。
 事件の謎ときが、地理の教科書編集者の授業という形で開陳されるのが面白い。
 そんな軽い感じではあるけれど、内容は倒叙スタイルを採った本格式。
 基礎がしっかりミステリなので、ほんわかテイストな地理雑学で彩っても、ミステリとして楽しめる。
 出てきたワードを個人的に検索してみるのも楽しい。
 …無地のギャッベもあるやん。
 解説もあとがきもなし。
読了日:07月01日 著者:青柳 碧人
https://bookmeter.com/books/11562509

■通常攻撃が全体攻撃で二回攻撃のお母さんは好きですか? (ファンタジア文庫)
 ドラクエ5のパパスがお母さんだったら的なイメージだったのだが違った。
 政府の『親子の絆』的な政策のモニターとして勇者としてゲームの世界に入った(詳細不明)主人公が、チート装備で無双するはずがもっとチートな母親も一緒だった話。
 ご都合全開な安易なライトノベル系。
 思春期の息子と母親の関係などデリケートな描写が巧みなのは良い所。
 男が主人公ひとりなのは残念。
 この設定なら自分の母親に惚れちゃう男友達が必要と思うけど、これからでるのかな。
 ゲームスラングが少ない説明で頻出するのも要注意ポイント。
読了日:07月04日 著者:井中 だちま
https://bookmeter.com/books/11264593

■超人高校生たちは異世界でも余裕で生き抜くようです! 5 (GA文庫)
 5巻なので基本構造は割愛。
 政治学の著書を具体的な実例で嚙み砕いた解説書のように読めるのも面白い。
 社会はこう動かすとこういう問題が起こるから、こうすべき。
 こういうトラブルが起きたら、こう収めるべき…みたいな。
 安易なご都合展開に持って行かずに、仮想シミュレーション的な民衆の動きに好感。
 …という分析ができるほど、政治に詳しくないんだけど、なんか政治学を習った気分にさせてくれる。
 ハードSFを読んで理系になった気分になるのに似ているかな。
 物語は次巻持越し、忘れない内に出して欲しいな。
読了日:07月06日 著者:海空 りく
https://bookmeter.com/books/11771417

■ひまわり弁護士 (講談社文庫)
 気分が乗るとお尻を出してしまう兄の性癖を弁護するために司法試験に合格した健気な妹の話かと思ったら違った。
 ノンフィクション。
 弁護士のいない都市へ弁護士を送り込むプロジェクト周りの内容。
 地方ならではの波乱万丈な案件が来るという予想を裏切り、割と普通な相談が多かったらしい。
 普通のトラブルの解決が一番大事なことではあるが、本にするとなるとインパクトが少ないわけで。
 そんなに厚く無い本だけど、少ない事件を膨らませ引っ張って持たせている。
 全く意味のない描写も多かったり、若干の読みにくさもあり。
読了日:07月10日 著者:村田 信之
https://bookmeter.com/books/221002

■たとえばラストダンジョン前の村の少年が序盤の街で暮らすような物語 (GA文庫)
 実際ラストダンジョン前の村の少年も最初の村の少年もモンスターに会えば一撃で殺されるので差はないはずなんだけどね。スライムに一撃かリカントに一撃かの違いなだけで。
 タイトルから地雷臭いなぁと思いつつ読了。
 ガツンと個性を固めたキャラ達を配置して、設定を据えたら、変な小細工せず王道のまま突き進む姿勢に好感。
 各々の考えもしっかり理由づけがあり、それに由来する勘違いすれ違いに理由がはっきりしていて納得。
 全体的に散らしていた伏線が、しっかり回収される流れは秀逸。
 なんでここまで評価低いんだろ。
 
読了日:07月13日 著者:サトウとシオ
https://bookmeter.com/books/11451417

■【文庫】 ひまわり探偵局 (文芸社文庫NEO)
 新しい要素が何一つない無難極まりない短編。
 探偵局を掲げていながら日常の謎。
 一番肝心な、探偵と助手の立ち位置がよくわからない。
 限りなく居候的な立ち位置に感じる助手が、探偵にぼろくそに突っ込み入れたり謎。
 何か深い伏線があるのかもしれないが、無いと思う。
 この助手がマネージメントの天才で、いつもタダ働きしてしまう探偵の能力をお金に換えている要人とかなら、突っ込みも分かるんだけどね。
 若者向けか、アダルト向けか、ハッキリしない文体も謎。
 いっそもっと砕けて、ライトノベルにすれば化けたかも。
読了日:07月24日 著者:濱岡 稔
https://bookmeter.com/books/11457031


▼読書メーター
https://bookmeter.com/

 読めていないながら、特に電車旅もしてないのに6冊はいい成績な気もしちゃう。
 「新しい本」の定義はさしあたって2017年なので、既に2巻が出ている本も、あっちゃうけれど、それはそれ。

 ひまわり系は、隙あらば「しんのすけの妹ネタ」をぷっこんでいこうと決めていたので、最初は弁護士。
 タイトル優先したので、ノンフィクションだったけど弁護士。
 最初が弁護士だったから、探偵にコンボを繋いだ感じ。

 読書に専念する旅に出ようかしら。

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