2016年5月12日木曜日

逆転法廷

逆転法廷
CITIZEN VERDICT
★☆☆☆☆
2016年4月某日 鑑賞
DVD

2003 アメリカ
97分

監督
フィリップ・マルチネス
脚本
 トニー・クラーク          
フィリップ・マルチネス
音楽
マイケル・ブリアーリー             
ガイ・ファーレイ
キャスト
 アーマンド・アサンテ ジェリー・スプリンガー ロイ・シャイダー 
映倫
 ―――



おっぱい
 見えてなかったはず。
ゲーム
 ある意味ゲームそのもの。

【法廷】感想。
 去年あたりからのマイブーム法廷映画の流れで見つけた一本。
 これは!このタイトルなら、「逆転裁判」とセットで観たいぜ!
 中古を入手して、続けて観た感じ。

 原題は「市民の評決」。
 凶悪犯罪があふれるアメリカ。
 裁判をテレビ中継し、視聴者投票(有料)によって、判決を下そう!って映画。
 国民総陪審員。
 ちゃんと作れば、ちゃんと面白くなりそうな設定ではある。

 絶対不利な被告人の無罪を信じ弁護する有能弁護士。
 放送枠の都合上、充分な準備期間を与えられないまま、法廷(スタジオ)に・・・。
 ・・・
 
 この手の設定は、そう珍しくなく、前例もたくさんある。
 映画小説、他でね。
 割とベタな設定を持ってくるなら、なにか新しい仕掛けを期待するんだけれど・・・。
 特に斬新な何かがあるわけじゃなかった。
 
 まぁある意味期待通りのハズレ法廷もの。
 DVDライブラリーの「逆転裁判」の隣に置いて・・・
 「なにこれ、面白いの?」「ぜんぜん・・・観る?」
 ・・・ってな会話を想定するためだけに揃えるもの乙かもしれない一本。

 ただ、感想を追いかけると、評価の高い人も多い。
 もともと陪審員制の裁判は、ショー的に部分も大きい。
 そのショー的な部分を、より大袈裟に表現したスタイルという解釈は成り立つのかもしれない。
 裁判をショーと解釈する辺りは、「逆転裁判」にも共通するしね(映画「逆転裁判」では傍聴人をお客さんと呼んでいた)。
 ・・・
 しっかり作っていれば、しっかり面白かっただろうにな。
 それこそ、この世界の一視聴者目線で、純粋に中継される裁判だけの情報で、観客が実際に真相を推理する・・・ってな内容だったら、★★★★★なんだけどな。

 この手の映画DVDの邦題は、本編と全く関係ないことも多い。
 ゲームの逆転裁判が2001年だし、裁判をゲーム感覚で裁く映画のテーマから、ゲームファンを意識したタイトルなのかもしれないし…。
 単純に、面白そうな法廷もの映画ッぽいタイトルとしてつけただけなのかもしれない。
 まぁね、裁判番組が舞台だから、「法廷」なんて登場しなくて、「スタジオ」何だよね。
 素直に「スタジオ裁判」ってタイトルにすれば、「スタジオで裁判をするなんてどんな映画だろう?」と興味を持った人が見るわけで、期待と実像が一致して評価も上がる気もするんだけれどね。
 逆転を期待すると・・・ごにょごにょ。
 
 現実の法廷は、かなり多くの国で、テレビを締めだしている。
 日本もカメラ持ち込めないから、法廷スケッチなんかがあるわけで。
 ただ、歴史上何度か、テレビ中継された裁判ってのもあったらしい。
 その辺を掘り下げていく流れでも、面白くなっただろうにな。

☆三つ以上の良かった点☆
・逆転裁判とタイトルが似ている。
・ベタすぎる設定。
・まったく練られていない脚本

☆猿山式キャッチコピー☆
 やっつけ近未来裁判



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