Miss ZOMBIE
★☆☆☆☆
2015年08月某日 鑑賞
DVD
2013 日本
ライブ・ビューイング・ジャパン
85分
監督
SABU
脚本
SABU
キャスト
小松彩夏 冨樫真 大西利空
映倫
PG12
おっぱい
見えてもいいシーンはあるけれど。
ゲーム
なし。
【母性】
猿山村ゾンビ月間は終了しましたが、つなぎで観たゾンビ映画。
なんだろうなぁ、なにがしたかったのかなぁ。
絶対ギャグでしかありえない設定なのに、ギャグを撮っている意識が無いような気がするのよね。
この設定は、ギャグ以外ありえないのに、なんでシリアス路線にしようなんて思っちゃったんだろう・・・。
脚本家はコメディのつもりで書いて、監督はこれならシリアスでも行ける!って思ったような齟齬だけど・・・同じ人なんだよなぁ。
突っ込みどころがあるってレベルじゃなくて、まともな描写が無い。
この監督の作風を知らないのだけれど、漠然としたテーマを漠然と撮っているだけな印象。
言わんとする内容はわからなくはないけど・・・みたいな。
何か書こうと頑張ってみたんだけど、紹介でどこを挙げても突っ込みを伴ってしまうのよ。
主人公ゾンビ・・・美女ゾンビは、理性を保ったゾンビ。
恐らく生前人妻だった程度の設定は、もはやツッコミの範疇にない、全然問題ないレベル。
彼女が、ゾンビなりに頑張って働いている中で、周りの人間の歯車が狂っていく・・・そんなテーマっぽいんだけど・・・。
シリアスに語る映画なのなら、設定ぐらいしっかり固めて欲しかったところ。
え、なんで、どうして、おかしくないか?出鱈目な展開が出るたびに、ブレてテーマが見えなくなる。
ある金持ちの医者の家に大きな荷物が届く・・・。
中身はゾンビ。
あることから、使用人として働かせることに。
ゾンビであるが限りなく人間に近い、美人。
特典は「メイキング」「舞台挨拶」「予告系」
全く持ってごく普通の、演者を褒め監督を褒めるだけのメイキング+舞台あいさつ。
この予告のうちのひとつを観ると、この映画はギャグなんじゃないかと気付いたスタッフもいたみたいなんだけどなぁ。
オーディオコメンタリーはなし。
なんか、毛色の違うゾンビ映画として期待していただけに、勿体ない気分でいっぱい。
いっそコメディ路線で語れば面白かった気もするんだけどなぁ。
医者としてお高く留まってご近所で浮いている一家+健気に働き、しっかりご近所づきあいもこなしてしまう庶民派ゾンビメイド・・・的なね。
ゾンビ相手だから避妊は必要ないぜと、エッチしたら・・・懐妊しちゃったとか、ゾンビコメディとして成立しそうなんだけどね。
主演女優が、あいさつで語っていた「(最初タイトルを見て)ゾンビのコンテストの映画と思った」・・・このタイトルなら、こっちの方が面白かった気がしてしまう。
主演女優が、あいさつで語っていた「(最初タイトルを見て)ゾンビのコンテストの映画と思った」・・・このタイトルなら、こっちの方が面白かった気がしてしまう。
特に腹が立つレベルの変な所は無かったけれど・・・。
何一つまともなシーンが無かった印象。
感想を書きつつ、頭に浮かんだおかしなところを箇条書きして行ったら、30個を越えちゃった。
全部の疑問を解決できる設定を模索してみたけど、無理だった。
・・・
ただ、細部にこだわらない人にはいいかもしれない。
漠然としたテーマは「母性」「人間愛」みたいな部分であろうか。
人間ではないゾンビを通して、人間の感情を訴えるテーマ・・・そんな感じは伝わるかもしれない。
あ・・・わかっちゃったかも・・・オチ。
miss ZOMBIE
失敗しちゃったなら仕方がない。
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