2016年8月1日月曜日

2016年7月の読書メーター ~法廷もの多め~

 月初め恒例手抜き日記! 
 イン読書。 
 読書メーターのまとめ機能をコピペするだけの簡単なお仕事。 

 ・・・だけでもつまらないので少々。 

 読んだ本を登録すると、読んだページ数を記録取りしてくれるサイト。 
 ここ数年間、わたしが手動で計算していたことをやってくれる嬉しい機能なんだけど・・・。 
 個人計算では、小説とそれ以外は別に算出していたんだけど、サイトにその区別は無いので合算されてしまう。 
 まぁ、そこは致し方ない。 
 読書量に変わりは無いわけで。 

 ここで、マンガが悩みどころなのよね。 
 マンガは、どうしても活字と別に数えないと面白くない。 
 面白いマンガもたくさんあるし、マンガの記録も残したい。 
 うーむ。 
 マンガ用にもう1アカ取得するか、ここのまとめ日記に手動で追加するか。 

 そして・・・ 
 写真集的なモノを読んだとして、そのページ数をどちらへ割り振るかも悩むべき所でもあるのよね。 
 
 先月は、写真ありのまとめにしようとして、失敗したので、今回は抜いてみた感じ。
 表紙の写真があったほうが、まとまりはいいんだけれど、いろいろややこしい問題もありそうであり。

2016年7月の読書メーター
読んだ本の数:9冊
読んだページ数:2711ページ
ナイス数:4ナイス
http://bookmeter.com/u/682213/matome?invite_id=682213

■十三番目の陪審員 (創元推理文庫)
 まるで近未来SFのような導入で始まる法廷劇。
 日本で陪審員制が復活したら?という前提で語られるある意味SFミステリ。 
 法廷で、DNA鑑定を覆すために語られる専門知識は、やっぱりSFの領分にも踏み込んでいるかも!勿論、専門家でない陪審員にもわかるように噛み砕いて解説されるので、読者の理解も進む。
  タイトルに若干の違和感を感じる。誰の事なんだろうとさんざん考えて…。
  シリーズ物ではあるけれど、他のシリーズとの整合はとれていないらしい(あとがきより)。
  普通に満足★★★☆☆。  
読了日:7月3日 著者:芦辺拓
http://bookmeter.com/cmt/57436391

■検察側の証人 (ハヤカワ・ミステリ文庫 1-54 クリスティー戯曲集 2)
 演劇用の台本。  陪審員制の裁判がモチーフになっている。
 舞台なので、場面が弁護士の事務所と法廷の場面の二カ所のみで展開されるため、主に会話の実で進展させる制約の中、鮮やかなミステリに仕上がっている。
 戯曲集1の「招かれざる客」がすごく気に入って(★★★★★)の「2」でしたが、普通の面白かった(★★★☆☆)。
  読書ペースで読むと、じっくり考えながら進むけれど、演劇でテンポよく観劇するとまた違った感想だったかもしれないけどね。
読了日:7月9日 著者:アガサ・クリスティー
http://bookmeter.com/cmt/57601548

■私とあなたの青春革命。(2) (電撃文庫)
 諸事情により校則の厳しい学校で青春を謳歌するために革命を起こす男女の話第2巻。
 粗だらけの設定の上に、粗だらけの話が載って、もはや全編ご都合展開の悪いライトノベルの見本な感じになってしまった印象。
 無駄に多い無意味なお色気シーンも、アンケートの順位の落ちた少年漫画雑誌の作品のようなうら淋しさが強調される。
 前作「アイドライジング」が面白かったし、地元小田原の作家さんということで応援したいんだけれど…この作品はちょっと肌に合わなかったかな。
読了日:7月10日 著者:広沢サカキ
http://bookmeter.com/cmt/57601762

■弁護側の証人 (集英社文庫)
 法廷ものを探していて評判がよかったので手に取ってみた。
 ただ裁判シーンはほとんど出てこない。
 事件の様子と、その様子を語っているシーンが交互に描写されているが、語っている内容は基本同じではある。
 この本の初版は2009年になっているが、1963年発表とのことで、だいぶ昔の作品。
 翻訳小説のような文体で書かれているので、海外作品が苦手な人には向かないかもしれない。  トリックそのものが斬新な時代だったのか、個人的にはちょっと残念などんでん返し。
読了日:7月12日 著者:小泉喜美子
http://bookmeter.com/cmt/57639659

■ドラグネット・ミラージュ (竹書房ゼータ文庫)
 異界と繋がったアメリカが舞台。
 アメリカの刑事(日本人)と異界から来た騎士(美少女)のバディもの捜査小説…を装ったライトノベル。  ミステリとしてもSFとしても中途半端で、説明不足。
 面白そうな本を探していて「コップクラフト」が引っかかり、その前作という解釈で購入。
 期待値が高すぎたのかもしれない。
 2巻まで買っちゃったので読むとして、前作ではなく同じ作品らしいコップクラフトシリーズに手を出すかは悩みどころ。
 途中から面白くなる作品もあるにはあるからなぁ。
読了日:7月13日 著者:きぬたさとし
http://bookmeter.com/cmt/57639990

■ドラグネット・ミラージュ2 10万ドルの恋人 (ゼータ文庫)
 米国テレビドラマ風。1巻がスペシャルで、この2巻からが通常版。
 そのDVD版のイメージで一冊に2話分収録されていて、そのうち一つにはコメンタリー文章もある。
 1巻のあとがきで明かされていた2話以降のサブタイトルは完全無視。
 所謂ファンタジーな世界と、ほぼ現代のアメリカがゲートによって行き来できるようになってしまった世界。
 こちらの刑事と異界の騎士が組んだバディ(相棒)もの。
 法整備や言語体系など作り込まれている反面、語られていない部分にもやもやを感じた。  
読了日:7月19日 著者:賀東招二
http://bookmeter.com/cmt/57777892

■完全時間停止(ぷちぱら文庫231)
 時間を止める能力を身に着けた男子高校生が助平な行為を繰り返す系。
 エロゲ原作らしいが、ゲームは未プレイ。
 殆んどが制止した時間の中で語られるので、動く人物は主人公ほぼ一人。
 主人公の行動に全く共感を得られなかった。
 動いて欲しい風に動いてくれない、痒いところに手の届かない感想。  
読了日:7月22日 著者:姫ノ宮レイ
http://bookmeter.com/cmt/57843879

■殺人喜劇の13人 (創元推理文庫)
 ミステリとコメディの無理矢理な融合が生んだ齟齬。
 今ここの感想をズラッと読んで、みんな同じ風に感じたんだなと。
 魅力的な舞台で次々に奇妙な状況で死体が現れる…ミステリファンなら小躍りして喜んじゃう展開なのに、なんかしっくりこない。
 もっと軽いタッチでコテコテのコメディ路線ならまた楽しめた気もする。
 友達が何人も死んでいるのにボケた行動するのに違和感。
 ネタ的に面白かっただけに、何とももったいない感想。
 部分的には看破できたし。
 皆さんの言う通り、あのトリックは秀逸でした。
読了日:7月25日 著者:芦辺拓
http://bookmeter.com/cmt/57927164

■勝手にふるえてろ (文春文庫)
 「男に読んでほしい恋愛本」みたいなランキングで上位だった事で知る。
 男には絶対理解できない女心が、生々しく描かれていて、嗚呼、確かに女だったら男に読んでほしい心情だなと。
 まぁ多分、この本で、女心を学んで実践で生かそうとしても、それもまたダメな男の姿なんだろうけどね。
 どうしようもないので、勝手にふるえていることにします。
 終章は飛躍しすぎて理解の範疇を飛び越えちゃいました。
 薄く、字も大きいので、普段読書しない層にもすすめられる。
  女の子の話を聞く一方の男も駄目なんだよな、実際。
読了日:7月30日 著者:綿矢りさ
http://bookmeter.com/cmt/58004620


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